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明後日11日で東日本大震災から6年。津市香良洲町の海産問屋「丸政商店」の代表・鯖戸伸弘さん(48)は、同町などに住む20代~70代の30名でつくる『(人と絆)チャリティーライブ実行委員会』の委員長として、被災地や津市内で復興支援活動を継続している。
「同じ日本人、他人事じゃない」との思いで行っている活動の始まりは、2011年7月10日の同町でのチャリティーライブ。以降毎年、岩手県陸前高田市・宮城県東松島市などの被災地と、津市で各1回ずつ、本業を生かした「マグロの解体ショー」などの復興支援イベントを行っている。
14年には、津市が職員を派遣している宮城県亘理郡山元町で、復興支援事業として行われた「山元町ふれあい産業祭」に、前葉市長らと共に参加。伊勢マグロの解体ショーなどで盛り上げた。
さらに、これらイベントは来場者が被災者だけではないこともあり、毎年1回、少人数で被災地を訪ね、ピンポイントの支援も行っている。
被災地に行くたび、自分の目で見て耳で聞いた情報を受け、次はこういう支援をしなければいけないという思いを持つ。また、現地で出会う様々な人と話した事が次の支援活動へと繋がる場合も多い。活動を通じ多くの人々と絆を育み、岩手県でイベントを開くと宮城県から来てくれる人もいるという。
その様にして積み重ねてきた復興支援活動の中で、鯖戸さんにとって特に思い出深いのが、2015年に東松島市で開いたイベントでの出来事。会場の仮設住宅を普段巡回していた宮城県警の警察官によると、住民達はそれまでは塞ぎこみ全く話をしてくれなかった。しかし、賑やかなマグロ解体ショーがきっかけで和やかな雰囲気が生まれ、住民も警官も皆が輪になって歌い出し、うちとける事ができた。
鯖戸さんは「そのとき、『来て良かった』と心の底から思いました。先日、津市で開いたイベントでも話したことですが、これから生まれてくる子や孫らに、2011年3月11日に大震災があったことや、被害について伝えることも復興支援になります。
子供や夫、嫁さんを亡くした人もいて、色んな話を聞いたりして、辛いよなと思う。6年経つけど、まだ6年。今から本当の復興支援が始まるんじゃないかなと思います。実行委員会の頭を張っているので、これからも皆を勢いづけていく。どういう小さい形でも、自分が生きていく中で最後の最後まで、俺はこの復興支援をやりきっていくよ」と力強く話している。
2017年3月9日 AM 4:55
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