18日㈯18時~、津リージョンプラザお城ホールで、平成28年度津市民文化祭音楽部門軽音楽部門「第30回Friendship!軽音楽~」が開かれる。主催=津市、津市民文化祭実行委員会。後援=K─Net。
昭和62年にスタートし、30年連続で開かれているこの催しは、津市を中心としたアマチュアミュージシャンたちの発表の場として親しまれ続けている。
ゲストは「THE BEATRIPS」。イギリスやアメリカなどの世界的なビートルズイベントにも参加し、大阪や京都など関西を中心に活躍中。本物そっくりのビートルズサウンドを楽しめる。
出演するアマチュアバンドは、ビッグバンドの「The Salts and sugars」や「伊勢湾岸JAZZBOX」、山口百恵の名曲を奏でるフルートデュオ「Le Nonne」、実力派女性ボーカリストを擁するオリジナルバンド「Yun」、ストレートな歌詞が魅力のロックバンド「TIME&LAND」、凄腕ギタリストとパワフルな女性ボーカリストが率いるR&B「BJP with いろどり」。
チケットは全席自由席で前売券1000円、当日券1300円。K─Net事務局、三重県総合文化センターチケットカウンター、県内の楽器店やライブハウスで販売中。津リージョンプラザ事務所、各総合支所の地域振興課など、主な公共施設では前売券との引換券も配布。
チケットやイベントへの問い合わせは☎0598・42・6656へ。

この二月に案として示された「幼稚園教育要領」は来年から、「小学校指導要領」は二〇二〇年、そして「中学校指導要領」はその翌年から施行されます。このような「要領」は、幼稚園や小学校、中学校での具体的な教育の目標や内容を国が定めたもので、これに従わなければならないと法律的に決められていて、教師が反すると罰則があるものです。今回の案では、かつての「修身」の復活を危惧する声が強くて、日本の政府がなかなかできなかったことが、いよいよ「特別な教科 道徳」という形で、やっと「実現」することになります。これで、小学校と中学校では、入学してから卒業するまで、毎週一時間の「道徳」の授業があることになります。
今までも時間割に「道徳」はあった、と思われる方がほとんどだと思います。これまでの「道徳」は、「領域」といって「教科」ではなく、給食や掃除、集会などと同じような扱いのものでした。ですから、「道徳」の時間に、テレビを見たり、クラスで話し合ったり、お楽しみ会をしたり、他の教科の授業をしたり、物語などをもとに話し合ったりした思い出のある方も多いのではないでしょうか。その「道徳」が教科になるということは、国語や算数と同じように、たとえば全国の小学校三年生は同じ目標と内容の授業をしなければならなくなるのです。ただし、小学校も中学校も「指導要領」に「数値などによる評価を行わないものとする」と明記されていますので、「成績」は生活科や「総合的な学習の時間」のように、文書で記録されることになります。
ここで、これから少しでも多くの方に学校教育について考えていただけるように、最低限の語句などの説明をします。さきほど、「総合的な学習の時間」と書きましたが、いわゆる「総合」の正式名称のことです。文部科学省は公的な教育用語を慎重に使っています。さらにこの「総合」は、「学習の時間」であって、国語や算数などとは違い、各教科や領域の学力をさらに伸ばす時間です。ところが「生活科」は国語や算数と同じ扱いの教科で、以前は小学校一年生から教科としてあった理科と社会科につながるものです。「学習指導要領」の「生活科」を見ると、社会科や理科の基礎となる内容が具体的に整理されて書かれています。つまり「生活科」と「総合的な学習の時間」は全く別のものです。けれども子どもや保護者がそれを理解できないことが多いのは学校のせいです。
また、今回の教育改革で最初に論議がなされたので、今では英語やコンピューターの導入の影になっていますが、「道徳」が実際に教科になるときには、「特別の教科 道徳」という形にするのが精いっぱいのところだったということです。「特別の教科」としたことで、これからもある「外国語活動」(小学校)や「総合的な学習の時間」(小中学校)と同じような扱いになっています。ちなみに、話題の英語については、「学習指導要領」では「外国語」として教科の中に入ります。しかも小学校では「外国語活動」を残しながら、教科としての「外国語」も入るのです。具体的には、小学校の三年生と四年生で週一時間の「外国語活動」、五年生と六年生で週二時間の「外国語」となりますので、「三年生から英語が教科になる」というのはウソです。しかも、教科名は「外国語」となっているので他の言語でもいいのす。が、具体的な「目標」や「内容」では英語だけが書かれていて、しかも小学校で英文法までが内容として示されているので、英語にしぼらなければ授業はできないでしょう。
道徳については以前から、学校の教育活動の全体で行う、ということで、これからもそれは同じです。ややこしいのは、道徳の各学年での目標や内容が細かく示されていますので、たとえば全校集会で校長先生が道徳関連のお話をするときには、それぞれの学年の目標や内容をふまえながらしなければならず、学力の定着も必要になるのです。簡単に言えば、それらしいお話をしたらよい、というような簡単なものではなくなるのです。生活指導の担当者が何かを指導しても、そのままでは道徳の授業をしたことにはなりません。
教員養成大学の学者の先生もよく混乱していますが、「指導要領」と「指導要録」と「指導案」は、まったく別のものです。また「通知表」「連絡表」「学習の記録」などの成績表も公文書ではなく、学級通信と同じ程度のものです。ですから、そこに「特別な教科 道徳」の成績が「〇」や「△」などで示されることがあっても、それは各学校の勝手なものです。公文書として残される成績が「指導要録」で、学年末に作成され学校に保管されますので、実際の成績を知りたい人は情報公開を請求すれば見ることができます。ついでに言えば、担当者が評価をまとめて記録するものを「評定」と言います。評価は授業の一環、評定は一時的な記録と思っていただいて、成績は評定ですので、成績でその子どもの全てを見るのは、大変危険なことです。「指導案」は授業の計画表です。
三重県ではいろんないきさつがあって人権教育が相当に盛んな地域で、私も赴任先の学校でその担当をしたことが少なくありません。そのために私自身も「障がい者差別」「外国人差別」「同和教育」などを道徳の時間に積極的に取り組んで来た一人ですが、これからは、それらは「特別な教科 道徳」の一部での扱いになります。
始まった教育改革は、知識と行動の一致、学校教育の透明化、学校と社会教育の連携が主眼だと私は考えます。
前の記事で触れた生涯教育の社内挑戦を始めたダスキン津店の川原田社長は、ご自身も今年からピアノの練習を始めました。そして毎日、奥様と一緒に鍵盤に向かい、社員の方と一緒に鍵盤ハーモニカを楽しむ時間を持つようにしているそうです。
「この何十年か、学校は何か大切なものを忘れているような気がする」社長のことばに、その学校に長く関係してきた私は、他人事ではなく、これからに向けて、もっと行動します。 (伊東教育研究所)

牛肉の霜降りを表現するため、丁寧に作業する学生たち

牛肉の霜降りを表現するため、丁寧に作業する学生たち

2月28日、学校法人大川学園の三重調理専門学校=津市大谷町=で1・2年生41名が、4月21日~5月14日まで伊勢市の県営サンアリーナとその周辺で開かれる「第27回全国菓子大博覧会・三重(菓子博)」で展示する「工芸菓子作品」の制作に取り組んだ。
今回の菓子博では初の試みとして、県内の同校を含む専門学校3校・高校4校の工芸菓子が展示される。
同校の作品テーマは「肉(三重県の畜産物)」で、昨年8月から本格的に制作を始め、4月に完成予定。この日は、牛肉や野菜の作品の成形などを、真剣な表情で行っていた。
2年の逢坂空さん(20)は、「生のネギを作っていて、筋を一本一本描いています。新鮮さが大事なんですが、そこをどう上手く出すかが難しい。巻いて切ったとき断面が本物に近かったら嬉しい」と話した。

[ 4 / 8 ページ ]« First...23456...Last »