新校舎の前で完成を祝う久居ライオンズクラブのメンバーと、児童ら(2月27日の落成式で)

新校舎の前で完成を祝う久居ライオンズクラブのメンバーと、児童ら(2月27日の落成式で)

「久居ライオンズクラブ」=秋葉幸伸会長(55)、会員54名。以下久居LC=が、結成40周年記念事業の一環として、ミャンマーの東部に位置するシャン州のナウンサン村に「ナウンサン小学校分校」を建設。2月27日に落成式が行われ、メンバー12名が参加した。
この学校建設は「認定NPO法人 地球市民の会」の協力を得て、単独事業として行ったもの。
ナウンサン村は人口167人、世帯数は31。産業は農業のみで、世帯年収の平均は約12万6000円。水道・ガス・電気は通っていない。
この村には18年前まで小学校がなく、就学するには約5㎞離れた小学校に徒歩で通うしかなかった。しかし雨季には道路状況が悪くなり通学が困難だったため、村人が全員で日雇いの仕事をするなどして資金を捻出し、村内に学校を建設。
現在、約25人の児童が在学しているが、校舎は18年経って老朽化し、劣悪な環境だった。
そこで久居LCは昨秋、幅18m、奥行き9mの平屋・鉄筋コンクリート造の新校舎を着工。旧校舎にはなかった照明を設置し、その電力をまかなうためのソーラーパネルを贈呈した。
建設工事には近くの村の住民も協力。重労働だったが、新校舎を楽しみにしている児童達の笑顔を励みに尽力してくれたという。
久居LCは今夏には、学校の敷地内に農園も整備。村民が栽培を行い、将来の売り上げは、学校の維持管理に使う基金とする。
学校建設費約218万円のうち、51万円を村が負担し、久居LCは、残りと農園整備費用など合わせて約200万円を援助した。
村は豊かではないが村民にとっては現状が当たり前であり、援助は行き過ぎると村に悪影響になりかねないため、慎重に行った。
落成式では村民らが久居LCを歓迎し児童も「ありがとう!」と喜んでいた。
秋葉さんは「子を思う親の気持ちは、国を越えて同じ。学校を建ててあげたというより、現地の方と一緒に建てたという思いです」と話した。