協力してカフェを運営しているやまびこ会の女性メンバー

協力してカフェを運営しているやまびこ会の女性メンバー

やまびこカフェでモーニングを食べながら交流する参加者達

やまびこカフェでモーニングを食べながら交流する参加者達

津市美里町の、伊賀市との市境にある人口約90名の小さな集落「平木」で、2014年10月から、基本的に毎月第2日曜日の8時~10時、コミュニティカフェ「やまびこカフェ」が催されている。主催は「平木活性化協議会やまびこ会」。
平木地区は限界集落に近く、平均年齢は64歳。集落に実家があるが普段は市内の他地域で生活し、週末などにのみ実家に戻る人も多く、住民同士の交流が少なくなりがちだという。これまでにはカラオケ大会などの住民が集まる様々なイベントも企画されたが、何れも長くは続かず、住民達自身が、「平木の3日坊主」と言う状況だった。
しかし、地区の高齢者の安否確認などを目的に2014年10月に始まった「やまびこカフェ」は、住民が自然に集まり楽しく交流する貴重な場となっている。
運営メンバーは、リーダーの田中のぶ子さん(59)ら女性9名。仕事の傍ら、主婦業を生かし毎回異なるメニューを考え、旬の野菜を使った洋風のモーニングセットを提供している。
会場は、地域活性化に取り組むNPO法人「サルシカ」の拠点で、トレーラーハウスなどを備えた「秘密基地」。席がテーブルと椅子のため、座敷より楽だと高齢の人に好評だという。
参加費は一人200円。補助金などに頼らず自立して運営している。モーニングの食材となる野菜を住民からもらったり、運営メンバーが手作りのデザートをふるまうこともある。参加者は地区外の人もいて、多いときには約60人。住民にとって、他の地区に自慢のカフェだという。
また運営メンバー同士が数十年前、お互いの子供が小さかったときのPTAなどでの活動以来、久しぶりに共に活動し、絆を深める場となっている。
「サルシカが場所を提供してくれて、参加者も私達もお互い楽しみ、無理をしていないので続いています。今までは高齢者の方の顔を月1回も見れなかったので、その点だけでも、ある意味、地域活性化したと思います」と田中さん。
次回のカフェは4月9日8時~10時。地区外からの参加可。ただし大人数で参加希望の場合は、サルシカのHPから問い合わせを。