走り幅跳びを実演する前川さんと、生徒たち

走り幅跳びを実演する前川さんと、生徒たち

津市香良洲町の市立香海中学校(喜田川浩也校長)で10日、昨年9月にブラジルのリオデジャネイロで催された「パラリンピック」の陸上競技に出場した前川楓さん(津市出身・19)による講演が催された。
前川さんは中学生のとき交通事故によって右足を切断し、以後、義足を使い生活している。パラリンピックでは走り幅跳びT42で4位入賞・女子100mT42で7位入賞した。
講演は、1年生40名が対象の人権学習の授業で行われたもの。同校の教諭・北川守さんが、前川さんが橋南中学校時代に所属していたバスケット部の顧問だったことから実現。1年担任の教諭・墨香里さんが授業の企画立案、構成を担当した。
まず初めに前川さんが走り幅跳びを実演し、続いて生徒たちも挑戦。生徒は前川さんと自分たちの記録の差に、パラリンピックに出場する選手のすごさを実感していた。
講演では、前川さんが、事故により、直後にあったバスケット大会への出場はおろかバスケのプレー自体ができなくなったこと、足を切断しなくてはならなかったことについて語った。 学校に復帰するまで葛藤があったが、家族や仲間の支えが弾みとなり気持ちを立て直し、リハビリする中で、先輩の存在もあり陸上選手を目指すようになったという。生徒は、人生の辛い時に支えてくれたり希望になるものについて特に関心を持ち聴き入っていた。
また前川さんは明るく朗らかなキャラクターで生徒たちとうちとけ、生徒は前川さんのおしゃれなデザインの義足を近くで見せてもらったり、その高額な値段を聞いて驚いていた。そして、すっかりファンになり「応援します!」とエールを送った。