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三重バッハ合唱団(羽根功二代表)は5月14日(日)14時~(開場13時半)、三重県文化会館大ホールで「第28回三重バッハ合唱団演奏会」を開く。
同合唱団は、バッハ好きがバッハの熱い演奏を目指して年1回の演奏会の開催を目的に1988年春に創設されたアマチュア合唱団。「合唱だけでなくアマチュアの音楽活動が盛んな三重県にあって、特定の作曲家に特化して四半世紀を越えて演奏し続けているのは当団が唯一」と言う。
これまで、バッハの声楽曲を、カンタータやモテットを中心に演奏。また4つの大曲、「マタイ受難曲」「ヨハネ受難曲」「ロ短調ミサ曲」「クリスマス・オラトリオ」にも挑戦したほか、バッハと同時代のヘンデルの大曲「メサイヤ」「エジプトのイスラエル人」も取り上げている。
今回は、ずっと演奏し続けてきたバッハのモテット1曲と、初挑戦の大曲、モーツァルト作曲「ミサ曲ハ短調」を演奏。
バッハのモテットは6曲あるが、その中でも最も有名である「イエス、わが喜びを」は、同団としては4回目の挑戦。
また、ミサ曲ハ短調はモーツァルトの宗教作品の中でも最も大きな規模のひとつで、レクイエムに次いで、よく演奏される名曲。
指揮は大阪音楽大学教授、びわ湖ホール声楽アンサンブル、大阪センチュリー合唱団専任指揮者、京都バッハ合唱団主宰を務める本山秀毅氏。管弦楽は大阪チェンバーオーケストラ。
全席自由。前売り一般2000円(当日2500円)、学生1000円(同1500円) 。県文チケットカウンター、近藤楽器、村井楽器、第一楽器で取り扱い。問い合わせは玉崎さん☎059・386・5301へ。
2017年3月23日 AM 4:55
梅見は春の大事なイベント。満開をまだかまだかと待ちかねて菅原天神に出かけた。ピンクの梅が咲き誇る鈴鹿の梅の名所だ。
少し冷たい風が吹いていたものの、春の陽射しは十分に強く、光の中にいるのが気持ち良い。梅の花の甘い香りが一面に漂っていた。アセビもサンシュユも咲いて、春だあと叫びたくなる。
駐車場に白いマイクロバスが停まっていて、周辺に車いすのお年寄りの姿が何人か見えた。施設の外出イベントらしい。お年寄りの表情は明るく、若い介護士さんがかがみこんで話しかける様子も見えた。
先日、古い友人たちと食事をした時に、親の介護の話になった。九十歳にもなると、家で生活することが難しくなって、施設にお願いする家庭がほとんど。親の年金や貯えで賄えればよいが、持ち出しになることもあると聞いて、みんなでため息をついた。
「私たちもしっかり貯金をしておかないといけないね」と、話は自分たちのことになった。私たちが施設に入るとき、いかほどの費用がかかるだろう。年金で足りない分をどうしよう。施設で何年を過ごすだろう。
梅の香りと明るい陽射し、若い人の温かいまなざし。こうして、若い介護士さんと一緒に梅見に来られるだろうか。過ぎゆく日々の速さを思うと、まだまだ先の話と片付けられない。 (舞)
2017年3月23日 AM 4:55