テープカットを行う前葉津市長(中心)感謝たち

テープカットを行う前葉津市長(中心)感謝たち

3月28日、津市柳山津興の「伊勢湾海洋スポーツセンター」で、4年後の三重とこわか国体に向けた改修竣工式が開かれた。
津ヨットハーバーという呼び名でも広く親しまれ、津市を象徴するスポットの一つとして親しまれている同センターは昭和47年に完成。昭和50年には三重国体でヨット競技の会場となっており、現在まで海洋スポーツ・レクリエーションの拠点として、市内のみならず、隣県からも多くの人々が訪れている。近年では、障害者と健常者が共にセーリングを楽しめるアクセスディンギーの全国大会も毎年行われている。
平成33年度に行われる三重とこわか国体のセーリング競技に使われることが決定したものの、障害者が利用し易い多目的トイレが1階にしかなく、エレベーターも無かったため、改修が決定。市・県の事業費と日本財団からの補助を合わせた総工費は約2億950万円。女子トイレ・多目的トイレやエレベーターを新設したり、宿泊スペースを会議室へと改修した。
市内のスポーツ関係者や地元選出の議員たちが集まった竣工式で、同センターを運営する一般財団法人伊勢湾海洋センター理事長の前葉泰幸市長は「障害を持った方にも利用しやすく、全国規模の大会の本部としても使え、これからの海洋スポーツとレクリエーションの拠点となる施設となったと思う。新たな施設を有効に活用し、特にセーリングの発展に寄与するよう最善の努力を続けていく」と挨拶。前葉市長や日本財団の海野光行常務理事ら関係者でテープカットを行い、同センターの新たな船出を祝した。
式の後、出席者たちはセンター内を見学。新しくなった設備を確かめていた。