

検索キーワード




ゴミ袋を持って家から出たら、「カッ」と声がした。見上げると隣の屋根に黒い姿が二羽。いつものカラスだ。
何カ月か前から、燃えるゴミの集積場が荒らされるようになった。しかたなく、ゴミは収集車が来るギリギリの時間に出すようにしている。時々、収集車が行ってしまって、すごすごとゴミ袋を持ち帰ることもある。それもあの二羽のカラスのせいだ。
二羽でいるのは、夫婦だろうか。並んでいるカラスを見ても、ただ黒いばかりで、雌雄を見分けられない。調べてみたら、雌はやや小型だという。ただ、どちらが小型かさえも、遠目にはよくわからない。
せめて、名前でも知りたいと調べてみた。嘴の太いハシブトガラスは、高い声で鳴き、ぴょんぴょんとジャンプするように歩く。嘴の細いハシボソガラスは、ガァーガァーとガラガラ声で鳴き、足を交互に出して歩く。
それを頭に入れて、道に下りてきた一羽に注目したけれど、やはり分からない。ハシボソガラスかと見当をつけたのに、ぴょんぴょんジャンプして、次には交互に足を出した。嘴もどれぐらいを細い太いというのかが難しい。
くだんのカラスは、ひょいと首を傾げてこちらを見ると、ぱぁっと飛び立った。首の傾げ方が、生意気そうで、私は少し馬鹿にされた気分。(舞)
2017年4月27日 AM 4:55