2017年4月

写真専門ギャラリー「gallery0369」  (前回開催の「EURASIA2004」展)

写真専門ギャラリー「gallery0369」  (前回開催の「EURASIA2004」展)

1999「恐山」©MATSUBARA YUTAKA

1999「恐山」©MATSUBARA YUTAKA

津市美里町三郷にある写真家・松原豊さん(49)の事務所の一角に昨年末、写真専門ギャラリー「gallery0369」がオープンした。
松原さんは2004年に旧津市から美里町に移住。
現在、(公社)日本写真家協会会員で、名古屋ビジュアルアーツ非常勤講師、写真好学研究所所長。
ギャラリー開設の構想は移住当初からあり、このほど、友人の協力を得て内壁などを改装し実現。「写真を見つめる空間」としてスタートした。
名称の「0」には始まりという意味があり、「369」は所在地の番地。床面積は36・75㎡。
ここで年4回、春夏秋冬に自身の写真展を催す予定で、撮りためた、白黒で六つ切りくらいのサイズの銀塩写真などを展示する。
今月14日~16日・21日~23日・28日~30日の13時~19時には、春の写真展「青森」を開催。99年、下北半島の霊場「恐山」などを訪れた旅の記録である20数点が出品される。
松原さんは「純粋に写真を見てもらうために、壁の色は白色です。緊張感を少し漂わせる白色に囲まれた四角い空間は、来場者に作品を見つめてもらうための仕掛けなのです。
銀塩写真は需要が減り、印画紙が値上がりし始めていて、何れ消えていくだろうと思う。それは時代の流れだと思いますが、残っているうちに人に見てほしい。また、写真を見る人の裾野を広げていきたいです。
今展では、霊場の不思議な空気感や、青森の人たちなどの写真から何かを感じてもらえれば嬉しい」と話している。
問い合わせは☎津279・3703、またはメールでinfo@matsubara-yutaka.com。HP=www.matsubara-yutaka.com/

ときめき高虎会(小林貴虎代表)は、4月9日(日)13時半~15時、津センターパレス2階の情報研修室で、平成29年度「第1回歴史講演会」を開く。
講師は、元三重短期大学教授の茂木陽一氏。演題は「津藩士族の明治維新と東海大一揆」。
茂木氏は「明治9年(1876)12月に起こった東海大一揆は、史上空前の規模で、三重県のみならず、愛知・岐阜まで広がり、翌年1月4日の減租の詔勅をもたらした。この減租をきっかけに、近代日本国家の枠組みが作られた。
この一揆に関して三重県庁を破毀・焼亡の危機から救ったのは、旧津藩士たち。
警察や軍隊の出動以前に、なぜ彼らが一揆鎮圧の主体になったのかを、明治維新・廃藩置県以降の津藩士の置かれていた時代状況から探ります」と語る。
入場無料。聴講費は同会会員は無料。一般の人は500円。申込み不要。直接会場へ。(同会会員は平成29年度年会費2000円をを当日納入する)。
問い合わせは小林代表☎090・1751・5460。

タペストリーなどの展示作品と嶌田グループのメンバーら

タペストリーなどの展示作品と嶌田グループのメンバーら

津市美里町北長野の美里ふるさと資料館で、今月1日から5月28日9時~17時(最終日は午前中まで)、「嶌田グループ」による古布を生かし制作した洋服やタペストリーなど約90点の作品展が行われている。
月曜休館(月曜が祝日の場合は翌日休館)。
出品者は、同市小舟の殿舟団地に住む嶌田よし子さん(81)と、嶌田さんの自宅に週1回集まり、一緒に制作活動に取り組んでいる津市や松阪市など在住の8名。
会期の5月の季節に合わせて鯉のぼりや兜を題材にしたタペストリーなど、力作が並ぶ。
嶌田さんは、「一つ一つ作っていくのが楽しみ。若いメンバーのとお話しながら楽しんで、エネルギーをもらって頑張っています」
またメンバーは「初心者として制作を始めて、嶌田さんに教えてもらって作れるようになり、とても楽しいです」と話している。
問い合わせは同館☎059・279・3501へ。

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