小津町の常夜燈の前で説明するガイド(左)

小津町の常夜燈の前で説明するガイド(左)

松屋製菓舗で土産の鴟尾最中などをガイドから受け取る参加者達

松屋製菓舗で土産の鴟尾最中などをガイドから受け取る参加者達

4月26日、「あなたの知らない街道めぐり わきみちよりみち 初瀬街道1」の第1回が、松阪市のJR六軒駅~近鉄中川駅までの約6・3㎞のコースで行われた。主催は津観光ガイドネット、一志町歴史語り部の会、白山道しるべの会。
この企画は、松阪市の六軒と奈良県の初瀬を結ぶ同街道を、津観光ガイドネットの案内のもと今年度から2年計画で10数回に分けて踏破するもの。
60名が参加し、ガイド13名が案内を務めた。六軒駅前で開会式が行われ、津観光ガイドネットの西田久光会長の挨拶のあと、吉村武司副会長が伊勢音頭の道中唄を披露。続いて参加者が4班に分かれて出発した。
まず小津町の曲がり角の「常夜燈」と「道標」をガイドが紹介。常夜燈は入母屋型竿長で、明治45年に建立。同44年に鉄道の参宮線が開通しても白装束姿の旅人は六軒駅で降り、この角を通って参宮したという。
そして三渡川(別名・涙川)に架かる三渡橋では、ガイドが、中世に潮の干満により3ケ所の渡し口があったため三渡の名が付けられたことや、橋の近くにあった常夜燈と道標は現在、橋の架け替え工事のため撤去されていることを話した。その後、老舗の「松屋製菓舗」で、嬉野から出土した日本最大級の鴟尾を形どった名物「鴟尾最中」などの土産が渡された。
時々小雨が降ったが荒天にはならず、参加者は街道の歴史の魅力を満喫した。
なお24日に第3回(コース=近鉄川合高岡駅~初瀬街道~近鉄大三駅)、6月6日に第4回(近鉄大三駅~初瀬街道~近鉄東青山駅)が行われる。詳細は津観光ガイドネットのHPへ。問い合わせは津市観光協会内の津観光ガイドネット☎津246・9020。