合唱団を率いた向井さん(左)とソリストの村林さん

合唱団を率いた向井さん(左)とソリストの村林さん

5月10日、ニューヨークのカーネギーホールで行われた「第5回ニューヨーク合唱フェスティバル」に、津市や松阪市の合唱団も参加した「るりいろ混声合唱団」に出演した。
同合唱団の指揮者を務めたのは向井正雄さん=松阪市=。向井さんは92年に津市を拠点に活動するヴォーカルアンサンブル《EST》を創立し、音楽監督・指揮者として8カ国で公演。また、マルクトオーバードルフ国際室内合唱コンペティション(ドイツ)で「現代音楽解釈における最優秀指揮者賞」を受賞するなど、世界的にも高い評価を受けている。
今回のフェスティバルは文化芸能国際交流機構(JAEXA)の主催で、日米の文化交流だけでなく、東日本大震災の被災地への海外からの復興支援活動という趣旨を持っており、復興庁も後援している。
向井さんはJAEXAより日本から出演する3合唱団の内の一つを任せられ、団員を公募。《EST》や、同じく自身が指揮者を務める松阪市のやちまた混声合唱団の団員などからの参加もあり、るりいろ混声合唱団を編成。その合唱団にソリストとして参加したのが津市の声楽家・村林浩代さん。村林さんは様々なコンサートに参加したり、自身のリサイタルも開くなど精力的に活動。大阪国際音楽コンクールでは東海地区代表ファイナリストとなり、入選するなどその実力も折り紙つき。また、村林さんが指導をするパール三重合唱団の団員もるりいろ混声合唱団に参加した。
歌い手総勢22名と小規模ながら、去年の9月から練習を重ね、カーネギーホールの公演では、混声合唱団ならではの厚みのある音とそれぞれの個性が際立った歌声で聴衆を魅了し、盛大な拍手と歓声を受けた。
向井さんは「合唱は皆が同じ方向に向って、頑張ることで大勢を感動させられる。メンバー一人ひとりのその人らしさを引き出し、滅多にできない音楽づくりができた」、村林さんも「ソリストとして活動してきたが、皆で頑張ってカーネギーホールで歌えた感動があった」とそれぞれが笑顔で公演を振り返る。参加団員にとっても、世界一のホールで歌えたことは素晴らしい思い出となったようだ。
村林さんは東横イン伊勢松阪駅前で28日14時~ライブを行う。料金は1000円(中学生以下無料)。

楽しみながら安全を学ぼう!5月28日㈰9時半~13時半、津市高茶屋の三重中央自動車学校敷地内で「第16回高茶屋地区安全フェスティバル」が開かれる(雨天の場合は市民センターにて開催)。主催=同フェスティバル実行委員会。
高茶屋地区では17年前に小学生が相次いで2人交通事故で亡くなるという悲劇が起こったこともあり、地区住民の安全意識や、防災面での意識が高い。
同フェスは、地区住民組織のほか、高茶屋小PTA、警察署、自衛隊、消防、高校など様々な組織が一丸となって実施している。
今年の主な内容は…
▼消防署=初期消火体験、煙体験(煙トンネル)、ミニ消防車・ミニ救急車試乗、女性消防団、デージー分団による紙芝居①10時半②11時、輪投げほか。
▼200円フードコート=焼きそば、たこ焼き。
▼民生委員100円コーナー=おにぎり、ジュース、お茶。
▼久居農林高校=ミニ動物園(子やぎ、うさぎなど)、農林物産即売会(無くなり次第終了)。
▼南郊中学校吹奏楽部=演奏会(12時~12時40分)。
▼津工業高校=機関車、ものづくり。
▼三重県警=白バイデモ走行・パトカー展示。子供用の制服を着て記念撮影。
そのほか、自衛隊車両乗車体験や、ぶつからない先新の安全技術を装備した車両(トヨタ・日産・スバル点など)の試乗など多彩な内容。
尚、自衛隊では平成29年度自衛官候補生を募集している。

hotarubi 榊原温泉振興協会=津市榊原町=が6月1日~7月7日まで、「恋の湯治場・三重榊原温泉『蛍灯』」を催す。内容は次の通り。
▼恋のパワースポット射山神社で行われる企画。
①6月1日~7月7日19時~21時、蛍のイルミネーションを点灯②6月1日~7月7日、参拝者に「恋占い花火」をプレゼント③7月7日19時半~21時、七夕飾り祈願と、七夕コンサート(大正琴・篠笛とシンセサイザー・歌)。
▼蛍灯に参加の各旅館(湯元榊原舘・神湯館・旅館清少納言・榊原白雲荘)では、それぞれが蛍をイメージしたおもてなしを実施。このうち湯元榊原舘では、夜に光る石を浴槽に入れた「蛍灯貸切風呂」を楽しめる(宿泊または夕食利用客対象。料金は税込3240円)。
また参加旅館の利用者限定企画として、各旅館のバスまたは徒歩で蛍観賞地まで案内、提灯も貸し出す。さらに、蛍観賞をセットにした様々なプランを用意。
▼6月2日15時半~、津市羽所町のアスト津4階アストホールで、温泉教授・松田忠徳先生の温泉座談会を開催。入場無料。テーマは、榊原温泉・解体新書第3弾!!「やはり、榊原は〝美人の湯〟であった。~入浴モニターの協力で遂に科学的に実証される!」。
定員270名。定員になり次第、入場制限を行う。 問い合わせは同振興協会☎津252・0017へ。

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