白山高校生が作成した商品ラベル

白山高校生が作成した商品ラベル

ジビエ津ぎょうざをPRする前葉市長(前列左)と山﨑さん(前列右)、白山高校の生徒、つつみん……販売開始式で

ジビエ津ぎょうざをPRする前葉市長(前列左)と山﨑さん(前列右)、白山高校の生徒、つつみん……販売開始式で

県立白山高校=同市白山町南家城=の生徒と、ジビエ料理の店で、地域活性化に取り組む「ようこそ」=津市美杉町太郎生、代表・山﨑倫敬さん=のコラボによる「ジビエ津ぎょうざ」が、「道の駅 津かわげ」=同市河芸町三行=で今月21日から販売されている(冷凍・3個入り。税込1200円)。当日は販売開始式が行われた。
ジビエ津ぎょうざは同店のメイン商品で、美杉町や名張市内で獣害対策のため捕獲された鹿の肉を使用。味のクセやにおいがなく、鹿肉が苦手な人からも「これなら食べられる」という声が寄せられている。
パッケージは餃子型で、10㎝四方のラベルのデザインを同校に依頼し、美術部2年の生徒3名がタブレットやスマホで制作。
津ぎょうざのマスコットキャラクター「つつみん」、同校の制服姿の女の子「はーちゃん」、同校のキャラクター「しかずきんくん」が横に並び、背景に津ぎょうざを配置したデザインを完成させた。
販売開始式では、前葉泰幸市長が「味も美味しいが、見てワクワクするようなパッケージができました」などと挨拶。その後、同校の生徒たちが関係者や来場者に試食をふるまった。
制作を担当した大田沙羅さん(16)は「子供受けするデザインを目指しました。白山高校の女の子のキャラクターを使っているので、この商品をきっかけに、来年の入学生や美術部の部員が増えてくれたら嬉しいです」と話した。同校の教諭の篠木旭さんによると、生徒たちにとってラベル作成や商品のPR活動への参加は、発表の場を得るとともに、積極性・コミュニケーション力を養う良い機会になっているという。

みまもり隊の上着を着て、自作の詩 「ゆずり葉によせて」を紹介する西村さん

みまもり隊の上着を着て、自作の詩
「ゆずり葉によせて」を紹介する西村さん

元教師で、平成22年から津市安東町の自宅敷地内で古民家コミュニティー「ゆずり葉」を運営している西村淑子さん(71)。教師時代からの信条である「子どもは地域の宝」を胸に、作品展や各種教室などを実施し、地域の子供や大人の交流の架け橋となっている。
教職最後の勤務校で、平成15年度から3年間、校長を務めた市立育生小学校では、「夢をもち、宝の子とともに歩む地域の学校づくり」を目標に学校づくりに取り組みました。子ども達や先生も素晴らしく、保護者や地域も一つになって頂き、登校時の見守りなどを行う「育っ子応援隊」を県内の他地域に先駆け発足するなどの4つの夢が叶い、17年度定年退職しました。
私は今では、孫が通う安東小学校の「安東っ子みまもり隊」の一員として毎朝活動しています。子ども達が自分から挨拶してくれるようになるなど、素晴らしく育っていってくれるところを目の当たりにしながら応援できるのは、とても幸せなことです。
退職後は70歳まで大学の非常勤講師を務め、大変難しい時代の教師になっていく学生達だから、できるだけプラスのメッセージと、明るい希望と夢を、実践をもとに熱く語りました。また安東小で、自作の詩「ゆずり葉によせて」に関する出前授業をしました。指導案を悩んで悩んで立て、去年、一昨年に、やっと「授業は子供達が楽しかったらそれでいいんだ」と本当に心から実感できたんです。
学校づくりと同じ思いを持ち開設したゆずり葉では月ごとの作品展を開き8年目。短歌や国語、茶道などの教室もあり年間約5、6千人が来場します。教員時代、自分は教育をすごく広い視野で捉えているつもりでしたが、ゆずり葉で多くの人や素晴らしい文化に出会い世界が広がりました。
私の第1の夢は、育生小の学校づくりの4つの夢が叶うことでした。第2の夢である、ゆずり葉での地域の人々の交流も、叶いつつあります。
第3の夢は、生まれ育った津市の〝こころのふるさとづくり〟。益々人々に心を繋ぎ合ってもらい、他地域に出ている地元の人が何れ戻ってきたとき本当に良いふるさとだなと思えるような活動を、ゆずり葉から発信していきたいです。

子供をおんぶしながら演奏する益川さん(左)らメンバー

子供をおんぶしながら演奏する益川さん(左)らメンバー

津市芸濃町椋本の津市芸濃庁舎芝生広場内「げいのう わんぱーく」交流プラザ談話コーナーで20日、津市を拠点とするファミリーブラスバンド「おもちゃの音楽隊」の初めての演奏会が催された。
同バンドは昨年4月に発足。メンバーは子育て中のパパ・ママで、子供達と一緒に音楽を楽しんでいる。 今後、各地で演奏会を開催予定で、第1弾の今回は大勢の親子連れが来場。メンバー全12名のうち7名が出演し、ドレミのうたなどを美しい音色で披露。また普段の練習時と同じように子供をおんぶしながら演奏したり、フルートなどの担当楽器を紹介し音楽の魅力を伝えた。メンバーの子供らも司会で活躍した。
代表の益川怜紗さん(31)は、「お母さんたちがリズムに乗って体を揺らしてくれたり、曲の間に話していた赤ちゃんが音楽が始まるとすっと静かになって聴いてくれたりして、嬉しかったです。今後の演奏会で色々な世代の人にも聴いてもらえれば」と話した。

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