演奏グループ「彩の会」の伊勢、松阪、嬉野、久居、美里のメンバーによるジョイントコンサート「音楽の花束VOL15」が7月2日(日)14時~(開場13時半)、嬉野ふるさと会館で開かれる。後援=名古屋音楽大学。
同会は、主宰する音楽家の山村美知子さんのもとで声楽・ピアノを学び、日本各地の音楽大学・教育大学へ進み、現在は演奏活動のほか、短大、高等学校、小中学校などで教壇に立つ人や、ピアノの後進の指導にあたる人、合唱団のトレーナーやピアニストとして活動し、それぞれの道を歩み出している門下生の会。
「音楽の花束」シリーズは、各自の個性を舞台の上で学び合い研鑚を積み、様々な角度から音楽の素晴らしさ、楽しさ、人との触れ合いを広げクラシック音楽を身近に楽しんでもらおうという企画で、今まで14回公演をしている。
また、音楽を通じたボランティア活動にも力を注ぎ津市・松阪市・伊勢市・尾鷲市などの各施設で訪問演奏会に取り組んできた。
出演者は(敬称略)、
▼倉田智帆(ピアノ連弾)・吉田裕子(ピアノ連弾)=グリーグ作曲「ペール・ギュント第1組曲」。
▼大西祐子(ピアノソロ)=メンデルスゾーン作曲「無言歌集より 春の歌」ほか。
▼谷口麻衣子(ピアノソロ)=アルベニス作曲「スペイン組曲第1集より」
▼岩下奈央(ピアノソロ)=ショパン作曲「バラード第1番」ほか。
▼西川洋子(ピアノソロ・連弾)・堀井真一(ピアノ連弾)=リスト作曲、パガニーニ大練習曲第6番「主題と変奏」ほか、ラヴェル作曲「マ・メール・ロワ」より。
▼山村美知子(歌)・堀井真一(ピアノ伴奏)=山田耕筰作曲、北原白秋の詩による歌曲より「からたちの花」「曼珠沙華」ほか。
山村さんは「私の恩師である四家文子先生は、山田耕筰先生から直接レッスンを受けた声楽家です。私達も、テンポ、日本語の発語と発声のバランス、詩の裏にある想いやエピソードなども含め、大変厳しく指導を受けました。 作詞・作曲の意図や、詩に込められた想いや意味など、これから日本歌曲を勉強する人に、しっかり伝えていかなくては、との思いで歌っております」と話す。
全自由席。入場料1000円。チケットなどの問い合わせは山村さん☎059・225・6779へ。