訓練の様子

訓練の様子

8日、津市西丸之内の中部電力三重支店は、同社三重給電制御所の「系統故障復旧訓練」を公開した。
同制御所は三重県全域にわたる同支店管内に電力の安定供給を行うため、電力系統の監視・制御を24時間365日体制で実施している。訓練は様々な想定で月に一度ほど行っており、今回は送電線にヘリコプターが接触したことによる故障で津市、伊賀市、鈴鹿市、亀山市の7万5000戸に及ぶ大規模停電が発生したというもの。需要の想定はこれから迎える夏期のピークに合わせた330万kwで停止電力も三重県全体の約10%と数年に一度おこるかどうかというレベルの深刻な状況を再現した。
訓練室の設備・装置は実際に使っているものとほぼ同じで当然、参加した指揮制御課の職員たちには訓練の想定は伝えられていないので緊張感溢れる雰囲気の中で訓練はスタート。大規模な停電の発生を確認すると職員たちは県内全域の電力の流れを一望できる系統盤を見ながら、故障個所や停電の規模を確認。指揮制御長の萩田喜晴さんの指示に従い、停電箇所と隣接する系統から最適な送電ルートを導き出すなど迅速な対処を行った。
我々の生活を支える電気が職員たちの弛まぬ努力によって、支えられていることを改めて知ることができる貴重な機会だった。