講話する大川吉崇理事長

講話する大川吉崇理事長

津市上弁財津興の市立橋南中学校で15日、2年生170名を対象に、津南ロータリークラブ=竹内敏明会長、会員49名=の6名による恒例の職業講話が行われた。
同校と同クラブは15年前に共に地元の御殿場海岸の清掃を実施。そして後日、環境に関するディスカッションを行い、それが縁で翌年から毎年6月頃に、同クラブ会員が同校に出向き、秋に職業体験を控えた2年生を対象に講和を行っている。生徒にとって、職業体験を前に、幅広い職業の会員の話を聞き、将来について考える良い機会になっているという。
今年の講師のうち、学校法人大川学園=津市大谷町=の大川吉崇理事長(75)は、「幼稚園・保育園の先生~自分の目的達成」をテーマに講話。、
自身が、中学生時代にある友人との出会いをきっかけに苦手だった学習面で努力を重ねたこと、高校の教員として勤めてから同学園で働き始めたこと、長い年月をかけて著書を完成させた経験などを紹介。また学園に通う子供達に楽しんでもらおうと、工夫を凝らしたマジックを披露していることを話した。そして「今一瞬一瞬の積み重ねが一生になる。大器晩成で良い。自分は自分で育てるしかない、諦めないことです」と生徒たちに呼びかけた。