2017年6月

粋な柄の伊勢木綿のペンケースやブックカバーなど

粋な柄の伊勢木綿のペンケースやブックカバーなど

津市東丸之内にある紙と文具の専門店「ミフジ」本店の1階特設コーナーで、7月2日までの10時~19時、『三重県指定伝統工芸品 伊勢木綿・松阪木綿と和の文具フェア』が開かれている(6月13日・20日は定休日)。
同店では、地元に関係するオリジナル商品を販売したいと、現在も伊勢木綿の製造・販売を行う唯一の業者「臼井織布㈱」=津市一身田大古曽=を2012年に訪れ見学。以降、同社の既存商品である名刺入れや、両者のコラボアイテムであるブックカバーなどを取り扱っている。
今回のフェアは、それら伊勢木綿のアイテム数が増えたこともあり、初開催したもの。ほかにも、縁あって約1年前から販売を始めた松阪木綿の雑貨や、福島県の会津木綿をモチーフにした折紙などが並ぶ。
また、伊勢木綿と松阪木綿に触って、その違いを実感できるコーナーもある。
同店では「伊勢木綿や松阪木綿のアイテムを、普段使いしてもらいたいです」と話している。

之坊水勢さんの日本画と、娘の星子さん…ゆずり葉で

之坊水勢さんの日本画と、娘の星子さん…ゆずり葉で

津市安東町の古民家コミュニティー「ゆずり葉」で29日まで、「父と娘の作品展」が開かれている。
津市在住の双子の姉妹・西之坊月子さん(70)、紀平星子さんによる絵や手作り作品と、姉妹の父で、姉妹が生まれた年に亡くなった西之坊水勢さんの日本画が展示されている。
水勢さんは東京で日本画家として活動していたが、戦争が激しくなったため松阪の実家に疎開し、東京に戻ることなく病死した。
また、月子さんは約2年前まで嫁ぎ先の九州に住んでいたが、夫が亡くなったため津市に帰ってきた。そして姉思いの星子さんが、月子さんの励みになればと今展を企画した。
月子さんは、紙で制作した美しいフランス人形、星子さんは彩画・伝統工芸の「つまみ細工」などを出品している。そのうち、つまみ細工は、布を手で折り曲げたりボンドで接着するなどして作るもので、可愛らしい髪飾りなどが並ぶ。
星子さんは「展示の見所は華やかさです。作品は、明るい色を使い、気持ちも明るくなれるようにという思いで制作しました」と話している。
問い合わせは、ゆずり葉☎津227・3523へ。
開館時間は10時~17時。月・金休館。

利用者の前で挨拶をする常磐井理事長

利用者の前で挨拶をする常磐井理事長

6月1日、津市大里野田町の社会福祉法人・高田福祉事業協会の本部で創立96周年記念事業が行われた。
現在、老人ホーム・高田慈光院、特別養護老人ホーム・高田光寿園、高田保育園を運営している同法人の設立は大正10年。現在のように介護という言葉がまだ一般的では無い中、身寄りの無い高齢者などに救いの手をさしのべるべく真宗高田派の宗徒の努力で高田本山専修境内に県下初の養老院を設置。昭和27年に社会福祉法人となり、昭和38年の老人福祉法の制定に伴い老人福祉施設に。その後、昭和41年に現在の名称となり、新たに保育園を設立したり、拡大していく介護ニーズを的確にくみ取りながら、特別養護老人ホームやデイサービスなど新たな事業展開をし、それに必要な施設整備を随時実施。100年近くに渡って津市を中心に三重県全体の社会福祉の向上に大きく貢献をしてきた。
周年事業は毎年行っており、集まった施設の利用者120名を前に、高田派の前法主で同法人の常磐井猷麿会長が「私の父が、ご老人を助けるのは僧侶の役目ということで動きだし、養老院を設立したのが、この法人の始まり。当時は本山も苦しかったが、父はドイツに留学した経験があったからこそ、そのような考え方ができたのだと思う」と施設の生い立ちを説明。その上で、「入所者の方々に生きていてよかった。長生きして良かったと思える施設にしていきたい」とこれからの抱負を語った。また利用者の中には法人と同じ満96歳の人も2名いた。
その後、施設職員による模擬店で入所者と家族が交流を満喫。全国の老人施設を中心に笑いと癒しを届けている飯山劇団を招き、創立記念公演を実施。懐かしの歌や、歌舞伎の白波五人男をアレンジした演劇などを楽しみながら、お年寄りたちは盛り上がっていた。

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