中尾美希さん…「フュージング」の作品を手に

中尾美希さん…「フュージング」の作品を手に

クリスタルに月下美人を彫った作品

クリスタルに月下美人を彫った作品

津市栄町の四天王会館1階のアート・クラフト空間「ボルボックス」で8月3日~8日11時~19時(最終日は18時まで)、「サンドブラストアート」(ガラスなどの表面に圧縮空気で砂を吹き付けて彫刻する技法)の作品展が開催される。
中尾美希さん(41、津市桜橋)が、サンドブラストを始めて今年で20周年を迎えたのを記念し開くもの。
中尾さんは、父親がサンドブラスト体験でつくった作品を見て「すごいな」と思ったのをきっかけに、教室でその技術を学び、20年前、地元の松阪市で体験教室「ガラス工房MIKI」をオープン。
その後、知人から、サンドブラストで結婚式の引き出物を作る仕事を受けたのを機に、自ら結婚式場に営業に出かけ、引き出物の販売もスタート。
今では、ホームページで、全国各地から、体験の申し込みや様々なギフトの注文を受け

第67回みえ県展の受賞作品

第67回みえ県展の受賞作品

ている。
また、結婚を機に移った津市でも10年程前に教室を開いた。出産の前後や、子育て中も制作を長期間休んだことはなく、「20年間、走り抜けてきました。やってこれたのは、体験教室に来てくれたり、オーダーしてくれるお客さんのおかげ」。
一時は、「制作したものが商品としては見てもらえても、作品として捉えられているのか」と作家として方向性に迷ったこともあったが、平成23年、市展に出品し入選するなどして不安を払拭。昨年の第67回みえ県展では、工芸部門で「あなたが選ぶ作品賞」を見事受賞した。
今展では最近新たに取り入れた技法「フュージング」の作品を含め20~30点を展示予定で、「節目の年なので、自分でやってきたご褒美。作品展を開けるようになって良かった」と話している。