布製の帽子が被せられた上野英三郎博士の像とハチ公

布製の帽子が被せられた上野英三郎博士の像とハチ公

今から2年半前の事と記憶していますが、近鉄久居駅東口(三交バス停ハチ公口)緑の風公園前に建立された、忠犬ハチ公と上野英三郎東京帝大農学博士(久居本村甲出身)の銅像の頭に、一市民の善意と粋な計らいで帽子がかぶせられ、中々おしゃれであると当時相当に話題になりました。 その事は三重ふるさと新聞や朝日新聞等でも記事になりました。
その後、風雨にさらされたものの、長持ちしておりましたが、やはり自然の力には勝てず、何時の間にか飛ばされて、元の姿の丸坊主の姿に戻りました。
その姿に銅像制作者の鈴鹿在住の彫刻家(日展評議員・審査員)稲垣克次氏も心を痛まれ、自費で且つご好意により、少々の風雨に強いともされているFRP(強化プラスチック)製で帽子を制作して下さり、設置して貰いました。
素晴らしい出来で、非常に嬉しく深く感謝した次第です。
その後、無事経過してきましたが、先月末、市役所久居総合事務所より、突然私宅に連絡があり、帽子がなくなっているとの事。びっくりした次第です。
3ヶ所ビス止めし、更に接着剤でも養生されており、少々の風雨では飛ばされるような事はないと信じており、不審に思い津南警察署へ盗難届を提出した後で、署の方から現物が見つかり、同銅像を守る会が保管しており盗難ではないので、被害届を取り下げて欲しいとの連絡がありました。 現物は確認しておりませんが、写真だけでは無理です故、制作者の稲垣氏も、保管されている守る会に対し返還を求めて数日後、連絡があり、ようやく稲垣氏の手元に戻って参りました。
早速二人で確認の結果、相当痛みもひどかったものの間違いなく設置した物と同一であることが分り、改めて盗難ではないと理解し早速、津南署に対して被害届は取下げ申請し、本件一件落着となりました。
しかし此の夏の猛暑で連日35度を越す気温で、さぞ暑かろうと想像し、建てる会、元代表の私が取り敢えず布製ではありますが、暫定的に装着しました。これで丸坊主よりは見た目も幾らか涼しくなり感じよくなりました。
しかし、これは当面暫定的な措置で、何れはしっかりした永久的なブロンズ製で造るのが、最適であることは申す迄もございませんが、予算的に相当高額(約35万円程度)となります故、その調達方法に智慧をしぼっている最中です。
最後に朗報を一つお届けします。
私が所属する久居ライオンズクラブ(会長・関山正博氏)は今年創立40周年を迎え、その記念事業の一つとして40周年記念事業委員会(委員長・磯田泰之氏)が主導して忠犬ハチ公像にライトアップする工事を計画しております。
全国にハチ公像は数ありますが、ライトアップされるのは、ここ久居だけではないでしょうか。この面にても全国に大きく発信出来るものと確信致します。
尚、三重交通のご好意ご協力で近鉄久居駅東口の三交バス停東口をハチ公口と名付けて戴き親しまれております事を申し添えます。但し希望として字の表示をもう少し大きくしていただけたら、いいなあーと思う次第です。
(忠犬ハチ公と上野博士の銅像を建てる会元代表・津商工会議所名誉議員・多田不動産事務所代表・久居ライオンズクラブ会員)