2017年11月

松阪市川井町のクラギ文化ホール・農業屋コミュニティ文化センター・子ども支援研究センター体育室で12日10時半~15時10分、「安全・安心フェスタまつさか」が開催される。参加無料。
主催は松阪市・松阪市自治会連合会。
内容は…◆記念式典・講演(クラギ文化ホールで13時半~15時10分。12時半開場)=講師は俳優・気象予報士の石原良純さん。テーマは「空が教えてくれる~安全・安心なまちづくり~」。
石原さんは1962年、神奈川県生まれ。舞台、映画、TVドラマなどに多数出演。97年には難関の気象予報士試験に見事合格。作家としても注目を集める。※講演は申込不要。
◆各会場で10時半~13時半に実施される企画=▼物産品・軽食販売(売り切れ次第終了)▼防災啓発(災害伝言ダイヤル体験、防災グッズの展示、濃煙体験)▼交通安全啓発(風船配布・こども免許証作成)▼防犯啓発講演会(三重県防犯設備協会による講演、よしもと芸人によるお笑いオンステージ▼防犯啓発(地域安全マップや防犯対策機器の展示)、など。
問い合わせは松阪市地域安全対策課☎0598・53・4061へ。

皇學館大学雅楽部の演奏会

皇學館大学雅楽部の演奏会

津市一志町八太のコミュニティプラザ川合(津市川合公民館)で、11日・12日9時~15時、「川合ふぇすた&津市川合公民館文化祭」が開催される。主催=同ふぇすた実行委、同公民館。
テーマは、「世代を越え、地域を越え、文化を越えた交流を楽しむ」。 主な内容は次の通り。 ▼11日の目玉企画は、11時40分~12時10分に行われる、皇學館大学雅楽部による雅楽演奏。また9時~のオープニングでは地元の一志東小学校6年生60名が太鼓を演奏。 ▼12日は、愛知・奈良・和歌山を含め24チームのよさこい・ダンス、一般参加者による総踊り(盆踊り)、締めくくりは、当たり券つき菓子まき。
▼フラダンスや雅楽などの講座発表=11日開催。
▼講座・小学生・園児の作品展示、講座体験、川合まるしぇ、コンサート=両日開催。

津市の友好都市である北海道上富良野町で10月15日に行われた「かみふらの収穫祭」に『高野尾花街道 朝津味』=津市高野尾町=の職員や農業塾塾生や津市豊が丘住民らによる訪問団が参加。津市産のサトイモや県産のミカンなどの販売を行うと共に、同町や周辺地域の農家や販売店を周り、年間を通じた相互の農作物の流通促進を軸にした新たな交流への第一歩を切った。(本紙報道部長・麻生純矢)

 

訪問先の農家(右から2・3人目)と朝津味職員、濵本さん(右)

訪問先の農家(右から2・3人目)と朝津味職員、濵本さん(右)

収穫祭で飛ぶように売れるミカンとサトイモ

収穫祭で飛ぶように売れるミカンとサトイモ

向山富夫町長を表敬訪問した翌日の10月14日、訪問団15名は二手に分かれ、団長の生川介彦さんら12名は現地で農産物の直売などを営む三野隆治さんの案内で、同町やその周辺の文化施設などを巡った。
もう一方の朝津味職員と農業塾生ら3名は、朝津味が相互地域発展のために「文化、産業協定」を結んでいる「㈲フラワーランド上富良野」を訪問。朝津味では、昨年より旬を迎える7月から8月にかけて、同社のメロンの販売を行い、好評を博している。津と同町の更なる交流促進のためにも、同社で生産しているじゃがいもなど、他の農産物を朝津味で販売したいと、伊藤仁敏社長に相談した。
その後、河芸町で5年ほど住んだことがあり、現在は同町の深山峠でコテージ「ウッディライフ」を営んでいる濵本幹郎さんの協力で、同町や周辺の中富良野町や美瑛町の農家を訪問し、農産物の取引に向けた交渉を行った。農家はそれぞれ春のアスパラガス、夏のとうもろこし、秋のかぼちゃ、冬のたまねぎなどを生産しており、交渉が上手く進めば、四季を通じた農作物の仕入れが可能となる。一行は農家一軒当たりの作付け面積数十ヘクタールという大規模農業ならではのスケール感と、北海道の農産物の品質の高さを改めて実感した。
15日、訪問団はいよいよ「かみふらの収穫祭」に参加。朝津味が地域ブランド化を目指しているサトイモ30㎏と、県産のミカン100㎏に加え、生川さんが用意したサツマイモを販売。どれも気候の関係で、北海道では栽培しづらい農作物であることから、人気を博し全商品がわずか一時間足らずで完売。需要の高さを肌で実感することができた。また、会場では、
津市のサトイモと同町のジャガイモがコラボした「芋煮汁」が販売され、大好評だった。
朝津味では、訪問した農家の農作物や、三野さんの仲介で北海道のブランド米「ゆめぴりか」などを販売するビジネスプランを作成中。加えて、同町の㈱一色商店と三野さんが経営するファーム富良野で、津市や三重県産の農産物を販売する予定。
今後は双方の農産物を使ったコラボ品の開発なども行う予定で行政レベルでの交流が中心だった両地が、民間レベルの経済的な相互交流に向け一歩を踏み出した。

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