㈲エム・アール・シー(津市大里睦合町)の代表取締役社長として、社員教育講師・経営コンサルタントとして長年、地域企業と密接な関係を築く一方、生まれながらに持つスピリチュアルな能力で約40年間にわたり、様々な不幸現象に苦しむ人々の悩みの解消に取り組んできた雲元氏(本名・足坂三長氏)が2月4日(土)12時半~15時半、津駅北隣りのアスト津4階にある津市アストプラザ会議室1で講演会を開く。
雲元氏は、「原因不明の身体の不調(精神的な不調を含む)、突然の事故や怪我、事業不振や金銭的な問題などの悩みには、神仏の祀り方の間違いからくる戒めや、霊的な物の対処の間違いによる災い、供養されていない因縁霊による障りがある」と指摘。
「平穏な日常を取り戻すには、それら不幸現象の原因である霊的な要因を取り除くことが必要です」と話す。
さらに「肉体的な不調は父方の間違いが影響し、精神的な不調は父方の間違いと母方の実家の因縁が影響すると共に、本人に憑依する霊も原因となります。また苦しむ霊や恨みを持つ霊を救うには、正しく霊査する事が大切です。肉体に長く憑依している霊や、人間の魂に憑依する霊を離脱させ、成仏させるには別雷神様と世継観世音菩薩様のお力が必要です。1月3日号のふるさと新聞をお読み下さい」と強調する。
当日は『運勢や体調をよくするために!』を演題に具体的な事例を体験談を交えながら分かりやすく説明するほか、講演後は質疑応答もあり様々な質問に答える。聴講料は1人2000円で事前申込先着50名。
申し込みは☎059・230・3800。

草深靖志支部長

草深靖志支部長

前葉泰幸津市長

前葉泰幸津市長

特措法で市町村の役割増大   空き家バンク全市拡大の構想も

草深 空き家は全国的な問題であり、当協会は県下20の自治体と、一緒に取り組んでいきましょうという協定を締結しています。そのうち津市では(学識経験者・関係団体などと、市職員で構成する)「津市空家等対策委員会」が設けられ、私も参加させて頂き議論を重ねているところです。
前葉市長、この問題についてのお考えと、今後の取り組みに関してお聞かせください。
市長 平成27年2月に施行された「空家等対策の推進に関する特別措置法」を受けて、市町村の役割が非常に大きくなりました。
これまでは、市町村がそれぞれの工夫の中でできることを一つひとつやっていこうというようなことで、津市では、貴協会と力を合わせて取り組んできましたが、いよいよ権限が付与

金子一浩幹事

金子一浩幹事

松田貞司幹事

松田貞司幹事

伊藤宏一幹事

伊藤宏一幹事

後藤昭久相談役

後藤昭久相談役

されて助言・勧告ができるようになりました。
昨年6月1日号の広報津で、「空き家について困っている人はいませんか、ぜひご相談ください」と広報し、市長コラムも書いたところ相談件数が大幅に増えていまして、26年度に51件だったのが27年度は99件と約2倍になり、28年度は11月末ですでに88件で、昨年度を突破するのは間違いありません。行政側の空き家についての立ち位置は、今までは、「所有者の皆さん、適正に管理してくださいね」という呼びかけばっかりしてきたんですね。もっと呼びかけたいと、職員が回覧板で回すためのビラを作ったんですが、それに対し市民の皆さんから、「この回覧板を見ている人は、近所の空き家が適正に管理されていないため迷惑している人達だ」とお話があり、それもそうだなということで、そのときの広報で、空き家問題で困っている人はご相談くださいという呼びかけを前に出したところ、ご相談が多数寄せられました。
空き家の適正管理については行政ができることをやっていこうというのを入り口として、まずスタートしたということです。
草深 後藤相談役は、長年、美杉町で「津市空き家情報バンク」に関わっておられますが、これまでの流れや、現在の諸問題をお聞かせください。
後藤 10年程前に始まり、利用申込書は200人以上来ています。
ゴミの山のような所を我々が掃除して売った物件もありますし、職員さんも一生懸命になって色んな調査もして頂いており、今のところは順調に伸びてきたんじゃないのかなと。
空き家の譲渡所得の3000万円特別控除を受けるには、(当該家屋に耐震性がない場合)、耐震リフォームをするか、取り壊す必要がありますが、どんな空き家でも(被相続人が住んでいた)居住用財産なので、壊さなくても控除を受けさせてあげたいというのが、私の率直な意見です。
また、自治会で、もっと地域の空き家について調べてもらえれば、上手に使うこともできるのでは。自治会がしっかりしているところとしてないところの差は大きいですからね。
松田 私は以前自治会長をしていましたが、個人情報なので、空き家の所有者などの情報を他人に出すのは難しい時代ではあると思うんですけどね。
市長 空き家情報バンクの成約件数は27年度は購入が6件、賃貸が1件で合わせて7件。28年度もすでに購入が3件、賃貸が2件で計5件。毎年これくらいの数字で推移しています。美杉町だけでこういう数字ですので、今、貴協会とご相談をしながら、これを広げていこうという構想を持っているところです。

現実的な情報の公開を   市のハザードマップは過剰?

草深 松田幹事は市の中心部にお住まいですが、中心部の空き家について、どのようにお考えですか。
松田 津市の空き家対策で外観調査をされたそうで、その結果の中で、フェニックス通りより北側の大門・乙部地区あたりは、すぐにでも貸せる・売れるという良好な空き家がけっこうあります。ところが、ご存知のように東日本大震災があってから、津波の被害が非常に皆さんの印象に残っているので、現状、伊勢湾の海岸の近くは人がなかなか住みたがらないエリアになってしまっています。津市も洪水ハザードマップを出されていますが、今、護岸工事も行われているのに……。
市長 6mの堤防が4分の3沈み込むという国の一律の基準で、それを上回る津波が乗り越えてきたら浸水するという想定をしなさいという一律のルールがあるんです。
贄崎とか護岸工事をしたばっかりで、してない堤防と比べれば、4分の3が液状化で沈み込むというのはちょっと想定しにくい。ところが一律でそういう風にしなさいと言われるので、市民の皆さんから、あのハザードマップはやや過剰反応ではないかというお声も多く寄せられていて、その限りにおいてはその通りだと、私も思っています。
松田 その辺の情報の開示の仕方がもうちょっと工夫できるのでは、市民の皆さんの危機感を煽りすぎているところがあると思うので。もう少し分かりやすく、現実的な情報公開ができないのかなと。そうでないと、あのエリアは土地の売買や賃貸の活性化は難しい。
伊藤 これから正確な情報を流し、ちゃんとしたイメージを持ってもらうことで、時間をかけてもなんとかしていかんのかなと思います。

 

賃貸物件の空室対策   業者や所有者の姿勢が重要

草深 金子幹事は、賃貸アパートも多数扱っておられます。空室も空き家に含まれると思いますが、この点についていかがですか。
金子 津市では、平成25年、総住宅数のうち約19%が空き家で、現在はもう少し増えているのかなと思っています。沿岸地域では20%以上、下手したら30、35%くらい空いている可能性がありますね。
ただ、津波が懸念されているため売買しにくいとか貸しにくいとか、手をこまねいていてもだめで、やはり我々がやる仕事と、空き家の所有者、いわゆる大家さんの姿勢が重要だと思います。
「津市空家等対策計画」の骨子案にもありましたが、所有者は60歳以上が約75%で、高齢の大家さんが非常に多いわけです。
そして、放りっ放しにしている方が非常に多い。業者には頼んでいるが頼みっぱなしで何も動かず、借家やアパートを見にも行かないケースもあります。中には、管理費を払っているのに草ぼうぼうで、どうやって案内するのと。
ですからやはり、大家さんの意識を変えないと。土地も家も自分の財産ですか
ら、自分で守っていくことも大切だと思います。
来年度から空き家対策を津市全体でやることになっています。空き家の売買や賃貸を、色々な業界、建築士・司法書士・我々宅建がタイアップして津市と一緒にやっていく中で、我々、不動産業界の仕事がかなりのウエイトを占めることが多いと思います。例えば物件の調査・案内・契約・入居までのフォローですね。
だから、津市空家等対策計画を読み、きちんと統計をとっていて面白いと思いましたが、実行のパーセントを上げるには、津市がいくら立派な計画を立てて頂いても、我々がどれだけ動くかが重要なんですよね。
美杉の空き家バンクは現在、手間を考えると不動産業者としては、ほとんどボランティアのようなものです。業者がこれで商売になると考えられるような県や津市の補助があれば、計画が実効性のあるものになると思います。
また、大家さんにも自分で動いて頂かないと。そのためには、津市だけではなく我々の業界や支部も空き家相談の窓口をやりますよというようなことを積極的にやっていかないと、なかなか進んでいかないんじゃないかと思っています。

相談窓口の充実化へ   地元住民・所有者に積極対応

市長 津市の空き家対策は、管理が不適切でご近所が迷惑されていて、所有者が近くに住んでいらっしゃらないという事案が非常に多い。空き家の相談窓口では引き続き、これをメインに対応していかなければいけないんですが、それに加え、空き家が空き家でなくなることを後押しするのはとても大事なので、そのために空き家情報バンクを充実させようということで、今準備をしています。
従ってそういう意味では窓口が2本あり、地元の人達の空き家の悩み相談窓口は、引き続き環境保全課と総合支所でさせてもらいます。一方、これまで空き家情報バンクは美杉総合支所がメインで担当していたのですが、対象エリアを全市に広げる方向で調整中ですので、本庁で、空き家を空き家でなくす施策を展開する窓口をしっかり開いていくということになります。
草深 現在、空き家対策を行うのは4つの部署と、美杉総合支所ですが、統一窓口を作って本腰を入れて頂きたい。
市長 28年度に、環境保全課に空地・空家等連絡調整担当副参事を、建築指導課には空家等対策担当副参事を設置したということで、メインの部は環境部と都市計画部なんですね。
そして空き店舗のことがあるので商工観光部の商業振興労政課長と、美杉の空き家情報バンクのことがあるので美杉総合支所の地域振興課長も入らせてもらっています。ですから総合窓口としては環境部と都市計画部で主にやり、環境の方はとにかく総合相談窓口ですね。それから都市計画の方は、空き家の除却ないしは活用という建築の観点からこれからますます頑張っていこうということです。
この新しい法律(空き家特措法)で、空き家対策のためには、市役所の権限で税務情報を関係部局で見られるようになりました。
市役所が固定資産税の情報を見て、所有者の居場所まで行きなさい、行っていいよということです。いいよと言われても権限なので動かないという市役所もあるかもしれませんが、津市は、お困りだったら絶対に行く、所有者と話をしに行くと。
話をした結果、相談者に、所有者のことは引き続き話せないとしても、「こういうことなので、こういうふうにやっています」ということは話すことができます。簡単に言うと、市役所が中に入るわけですよね。

除却の補助事業創設    空き家の解体・撤去を促進

草深 伊藤幹事はいかがですか?
伊藤 僕としては、空き家の所有者が高齢でもある程度かくしゃくとしていて判断がしっかりできて、この家を売りたいとか「先祖代々の財産だから売りたくないけど空き家のままだと迷惑をかけるから借りてくれる人はいないか?業者さん頼みます」と言ってくれたら、利益が出る出ないは別にして、一生懸命動く業者さんはいると思います。
ただ、一番問題なのは、所有者ではあるけど、売る・貸すという判断ができない状態の場合。また身内の方にしても遠方に行ってしまってなかなか連絡がとれないと、業者も動きようがない。建物が倒壊寸前で解体しなければならない場合もありますし、そのような土地を市役所に寄付しますよと言っても……。
市長 行政は、活用見込みのない土地を頂けると言われてもなかなか困るでしょうね。法律によって勧告・命令、それでも従わない場合は代執行ですが、代執行の費用は所有者に請求、どこまでも取りに行くというシステムなので、倒れかかっている建物がある土地を寄付をしますと言って行政に駆け込んでも、行政が全部やってくれるということにはならないんです。
草深 解体する場合、昭和56年5月31日以前の木造住宅などの条件で、耐震性の低いものについては津市の補助金が出ます。
市長 はい、木造住宅の除却費用の3分の2・上限30万円の木造住宅除却事業補助金というのができました。実際、すでに3件で活用されました。これを使ってもらうように動くのは自主的に解体しようという話ではなく、やはり倒壊の恐れがあるため、特定空家等に指定をしてですね。
実際、津市では67件、特定空家等に指定しました。その中で11件が改善され、この補助金を使っての除却も行われました。

より良い津を目指し協力   懸案の狭わい道路整備に成果

後藤 特定空家等というのは簡単に認定してもらえるんですか?
市長 法律上、市長の権限で、管理が不適切なものについては私のほうで指定ができるようになって、実際にここ4年間で相談のあった271件のうち、67件認定していますから、かなり積極的に認定するようにしているんですよね。
草深 市街化調整区域にある農家住宅でも、適正に一定期間使用されていた建物については、賃貸や売買は可能です。
市長 一方、空き店舗については活用のための補助金ももちろんありますし、空き工場については企業誘致の部局がしっかり情報を把握して、特定の引き合いのある方には直接お伝えしたりしていますので、工場ですぐに生産ラインをたてたいという方々が、居抜きのような状態で撤退する企業のあとに入ったりする事例も出てきています。
後藤 そういうケースも含めて、我々も協力させて頂けるとありがたいです。 市長 ところで、この恒例の新春放談会は、ただ放談しているわけではありません。皆さんから狭わい道路についてずっと言われてきましたが、津市は、昨年度、とうとう狭あい道路整備事業を創設しました。
9月1日からやっていまして、すでに10件執行しました。執行予定額は1件あたり、助成金は約15万円、報償金は約18万円ということで、津市に寄付される道路拡幅用地としては総延長216・8m、総面積208・9㎡。数ケ月でこの成果が出たので、宅建協会津支部さんのおかげで新しい政策がキックオフできたかなと感謝しております。
空き家対策についても今後もしっかり力を合わせ、我々も皆さんも重点の置き所は若干それぞれ思いがありますが、うまくコラボレーションして少しでも進めていきましょうとお願いしたいと思います。
後藤 市は地籍調査も一生懸命して頂いていて、津市が良くなる前段に取り組んで頂いています。
草深 空き家問題については、今後も協力できることは惜しまずに頑張りたいと思います。

 

◆洋画「二人展」 18日~22日、三重県立美術館県民ギャラリーにて。時間は9時半~16時半(最終日は16時迄)。入場無料。画家・柳瀬たか子さんに師事する原部美雪さんと橋口千代さんが描いた風景画や人物画など多彩な作品を展示。サイズもサムホールから100号を超える大作まで。問い合わせは橋口さん☎津225・6665。

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