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洋画家・濱口大蔵さんの個展が1月10日㈬から14日㈰まで、津市中央の三重画廊で開かれる。時間は10時~18時、最終日は17時まで。
津市観音寺在住の濱口さんは88歳。元・三重県職員。白日会会員、三重県洋画協会会員、北美会講師も務める。また、東京の新国立美術館で毎春開催される白日会展覧に毎回大作を出品している。
独特のタッチの筆使いで描かれた油彩画は、画題の対象本質を見事に表しており、抜群の表現力を持つ。
期間中は、近作の風景、人物、花などの小物をはじめ、今回初めて披露される大作(100号)までの33点に加え、木炭画や水彩画、デッサンなど15点も展示される。
中でも、ユネスコ無形文化遺産に指定されている伊賀上野の天神祭での山車を描いた「山車」=F50号・油彩=は、勇壮な山車の姿が躍動感のある力強いタッチで描かれている。
濱口さんは「若い頃、美術教師であった森谷重夫・駒田治夫の両先生に感化され、今日があると思う。これからも元気なうちは人物中心に精進していきたい」という。
2018年1月10日 PM 3:15