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津市大門(津センターパレス4階)の「㈱機能食品研究所」は、今仙電機製作所=愛知県犬山市=が開発した世界初の健常者向け無動力歩行支援器「aLQ(アルク)」を三重県下で唯一取り扱っている。
昨年6月に発売されたアルクは、電気やモーターなどの動力を一切使わず、歩行支援を行うのが特徴。そのため、重量が両足分でわずか760gと軽量。装着も非常に簡単でばねなどが入ったユニットのフックをベルトに引っ掛け、ユニットから伸びるアルミ棒の先端を膝上で固定するだけ。開発には、歩行型ロボットの研究をしている名古屋工業大学の佐野明人教授も関わっており、足を交互に踏み出す動作で生まれる振り子の動きとばねの反動で歩行時の負担を20%軽減できる。
今までは要介護者や身体的なハンデを持った人を対象とした歩行支援器ばかりで健常者向けというのは画期的。足腰に不安を抱える高齢者も歩き易くなるので、快適に日常生活が送れるようになる。また、フリーサイズなので家族で共有して使うことも可能。若い人たちも旅行やハイキングで長距離歩く場合の疲れを軽減できるなど、多様な使い方ができる。
記者も1時間ほど試着したが、着けた第一印象は「少し効いているかな?」程度の優しい着け心地で、ばねの反動で無理矢理歩かされている感はない。逆に言えば全く違和感がなく、ユニットも邪魔にならないので着けたままで日常生活を送れる点は最大の長所といえる。そして、外した後に少し足が重く感じたことから、身体に負担を与えない絶妙な力加減でのアシストを実感できた。
価格は4万6000円(税別)。毎週土曜日(雨天中止)にセンターパレス前の津市まん中広場で試着会を開催中。それ以外の時間でも随時試着できるので要相談。
問い合わせは☎059・253・8095(平日10時~17時)。検索ワードは「ALQ三重」。
2018年1月18日 AM 4:55