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2018年1月
津市安東町の古民家コミュニティー「ゆずり葉」で31日までの10時~17時、同施設で開講されている4つの教室=絵手紙(伊藤千恵代表)、かな書(奥田千恵子代表)、なごみの四季彩画(鈴木真弓代表)、楽しい短歌(西村淑子代表)=の作品展が開催中。
月曜・金曜は休館。
1年間の成果発表の場として毎年1月に催されているもの。5回目の今回は、各教室約10名が出品した。
なごやかで楽しい雰囲気の教室で心を込めて一生懸命作られた短歌や、鮮やかな色彩で描かれた季節感溢れる四季彩画など、力作が揃っている。
なお21日14時~、同施設で、「第79回みんなの国語教室」として読み聞かせ・新春の詩舞・茶会が催される。
問い合わせはゆずり葉☎津227・3523。
2018年1月18日 AM 4:55
(一社)津市観光協会が津駅前観光案内所=津駅東口前、アスト津1階=で、21日までの10時~18時、冬の企画展を「国宝 高田本山専修寺とほっとするまち一身田寺内町」をテーマに開催中。※15日は同案内所の定休日のため休み。
津市一身田町にある真宗高田派本山専修寺のお七夜(報恩講)に合わせて、昨年国宝に指定された同寺の「御影堂」「如来堂」や、一身田寺内町を紹介するもの。
20日13時~17時には、小学生を対象に、専修寺の名物・蓮の花托(花の中心にある蜂の巣状の部分)と、伊勢木綿を使った、置物作りが行われる。先着20名。
観光ボランティアガイド団体「一身田寺内町ほっとガイド会」が指導を担当し、専修寺と寺内町やその周辺の魅力や楽しみ方も伝える。
2018年1月18日 AM 4:55
12月16日、津市羽所町のアスト津アストホールで「みえ健康・省エネ住宅シンポジウム2017~住まいと健康の関係性からみえの健康長寿社会に貢献」が開かれた。主催=(一社)健康・省エネ住宅を推進する国民会議。
三重県は日本の中でも比較的温暖な地域で住宅の断熱が十分でないケースが多いため、冬の病死や入浴事故が多いと言われている。国土交通省は住宅の気密性を高めることで室内の温度変化を抑えて居住者が健康に過ごせるだけでなく、省エネにもつなげられる「スマートウェルネス住宅」の研究と普及を住宅関連業界や大学と共に推進中。同会議はこれに協力しながら新たな住宅の在り方を議論している。
三重県下で同様の活動を続けるみえ健康・健康省エネ住宅推進協議会の田中真義さんは「夏の熱中症にも断熱性が有効なことや、日本の木材を使った住宅で安眠が得られたり、子供の成長に良いことなどが分かってきている」と挨拶。
基調講演は、慶応義塾大学理工学部主任教授の伊香賀俊治さんが「住環境と健康についての調査報告」。伊香賀さんは冒頭、厚労省のデータを使い、温暖で冬との温度差がある場所ほど、脳卒中や心筋梗塞などによる冬季死亡増加率が高いことを示し、三重県はワースト5位の23%、逆に寒冷地の北海道は10%と低い現状を紹介。加えて、イギリスでは、健康を守るために住宅の室内最低推奨温度を18度に定めていることも指摘し、冬場暖かい住宅ほど、血圧や、要介護度の上昇が抑えられるなどの調査結果を報告した。さらに無垢材の床板を使い、暖かい幼稚園では幼児の運動が活発となり、病欠の減少にも繋がったり、子供部屋を木質化すると睡眠質と学校の成績が上がるというデータなども示した。
その後のパネルディスカッションでは、伊香賀さんに加え、三重県ライフイノベーション課課長の長岡敏さん、(一社)三重県私立幼稚園・認定こども園協会会長の二井睦さん、森大建地産㈱代表取締役の森秀樹さん、野地木材工業㈱専務の野地伸卓さんがそれぞれ専門的な見地で意見を述べた。健康住宅の普及によって子供から高齢者まで誰もが安心して暮らせるようになり、地元産木材の積極活用による林業振興が自然環境保護や地域活性化に繋がるなどの意見が挙がっていた。
2018年1月18日 AM 4:55