「津市空き家バンクサイト」の検索画面

「津市空き家バンクサイト」の検索画面

津市では、昨年7月11日から「空き家情報バンク」の対象地域を美杉町から市全域に拡大し、店舗も対象としたことから登録物件数が11件(昨年7月10日時点)から32件(1月末時点。うち美杉町の物件11件)、利用者数も同期間に90人から168人(うち市内の人は46人)へと大幅に増加。
高齢化などの影響で登録物件は今後も増え、それに伴いバンク利用者のニーズが多様化することが予想されるため、利用者の利便性向上を図り1月31日にエリアや価格、間取りなどで検索できる機能を搭載した専用サイトを開設した。
市は空き家バンクを平成21年度に開始。(公社)三重県宅地建物取引業協会津支部などと連携しながら、空き家見学会・相談会などを実施している。従来、市のHP上の空き家バンク情報は物件数が登録順に掲載されているシンプルなもので、閲覧数は毎月800~900。専用サイトにより全国からの注目度アップが期待される。
一方、バンクの利用者に津市の空き家を選んでもらうための大きな課題は、市内各地域での暮らしの魅力のPRや、登録物件の改装に関する具体的な提案などを行うことで、移住後の生活をイメージしてもらいやすくすること。
市都市政策課では、これらの課題を踏まえ「津市空家等対策委員会などで、利用者や空家の所有者から何が求められているのかを検討していきたい」としている。