名松線のポストカード…津市が制作し、JRが乗客に不定期で配布中

名松線のポストカード…津市が制作し、JRが乗客に不定期で配布中

来月で全線復旧2周年を迎える「JR名松線」をPR!──津市が、名松線の列車と沿線の自然の写真を使って4種類のポストカードを制作し、同線の車掌が乗客に今月1日から不定期で配布している。
各種類750枚・計3000枚制作され、入手方法はこの配布のみ。
松阪市から津市美杉町に至る「JR名松線」は平成21年10月の台風で被災し、家城駅(白山町)~伊勢奥津駅(美杉町)間でバスによる代行輸送が行われていた。沿線の過疎化などの影響で元々利用者が少なく、一時は同区間の鉄道輸送廃止が危ぶまれたが、住民らが熱心な署名活動を行ったこともあり、JR東海・三重県・津市が同23年に運行再開に向けた3者協定を締結。3者が復旧に計約16億8100万円を投じ、一昨年3月26日に全線復旧した。
同区間の一日の平均利用者数は、被災前90人で復旧後(一昨年3月26日~昨年3月25日)180人と増えたが、同線を将来に亘り存続させるには観光路線化が必須。そのためには、各駅から沿線の名所・飲食店への公共交通アクセスをはじめ課題が多い。そこで市では美杉総合支所長が都市計画部名松線推進担当参事を兼任し、同支所地域振興課が名松線利活用関係事業に取り組んでいる。
そしてこのポストカードの配布は、市がJR東海に依頼し、同社の協力で行われているもの。掲載写真は同課職員が撮影したものや、昨年の同線フォトコンテストの応募作品。雪などの豊かな自然の中を列車が走る美しい風景が写っていて、同線の季節ごとの魅力を乗客に広めている。