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NPO法人「どんぐりの会」=木﨑芙美理事長(37)=が平成26年、津市高茶屋に開設した広域対応型学童保育「どんぐりの家」が、定員増加のため3月12日、同市城山に移転する。
移転に伴い、普段から同施設を利用している子供を対象に、風邪などの軽い病気になったときに保育する独自事業「病児サポート」を開始。また今後、乳幼児の預かり事業も実施する予定。
木﨑さんはシングルマザーとして一人息子を育てながら働く中で、様々な苦労や悩みを経験。同じように仕事と子育ての両立を目指す人達を応援したいと、同25年に同法人を設立した。
どんぐりの家では研修や資格取得などで研鑽を積んでいる木﨑さんと8名のスタッフが、家族のような温かい目線で子供達と接し、社会のルールもしっかり指導。この手厚い保育を行うことで、働いている保護者が子供を預けることに罪悪感を持たず仕事に集中できる環境をつくっている。
そして今回、ニーズに応えて一日あたりの定員を31名から45名に拡大。また利用している子供の体調が悪くなったとき、受診を代行し、診断の結果、感染症などの場合は保護者に迎えに来てもらい、軽い病気の場合は学童で預かる独自事業「病児サポート」を始める。
国の施策で、看護師などが専用施設で病気の子供を預かる「病児・病後児保育事業」は共働きの増加もありニーズは高いが、採算性の確保が困難なため実施施設は少なく津市でも2ケ所のみ(定員は各6名・3名)。
そこで同法人はこの独自事業を企画し、木﨑さんと職員1名が、日本病児保育協会が同25年に創設した日本初の病児保育のための資格「認定病児保育スペシャリスト」を取得した。利用者が病気になった場合は、従来から余裕を持たせている人員配置を調整することで対応できるという。「とにかく子供が熱が出てもお母さんが困らないように、働きやすいように支援したい」と木﨑さん。
問い合わせは☎津273・6966へ。
2018年2月22日 AM 4:56
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