2018年2月

1・大企業の時間、「今はまだ小さな会社」の時間
「ゾウの時間 ネズミの時間(本川達雄著)」という書籍があります。
ネズミとゾウの生涯の心拍回数はなぜか同じ20億回だそうです。
そして、心拍時間はハツカネズミ0・1秒、ネコは0・3秒、ヒトは1秒、ゾウは3秒、身体の大きな動物ほど心拍時間も呼吸も筋肉の動きもゆっくりしています。
時間という尺度は人間が地球の自転周期から考え出したものですから、生き物としての1日の長さは同じです。とすれば、ネズミはヒトやゾウより生きる時間が短いのではなく、生きるスピードが速いのではないでしょうか?
ネズミはヒトと比べると同じ1日を10日分生きていることになります。
どうりで追い回したって捕まえることができないはずです。
この1日が10日分というネズミのスピードが私たち「今はまだ小さな会社」の最大の武器です。
2・スピードを失う3つの原因
「今はまだ小さな会社」から「大企業・大組織」の変化のスピードを見た時、動かないモアイ像のように見えても不思議ではありません。
大きな会社や行政は多くの人間という細胞に支えられて、「慣習」や「しきたり」や時には「忖度(そんたく)」に縛られ、その統率に多くの時間と労力を必要とします。
大きな会社や行政がスピード(時間)を失う3つの原因があります。
①過ぎ去った過去の常識に囚われる
②表面的な間違った情報に囚われる
③モノ事の本質ではなく、枝葉末節に囚われる
「今はまだ小さな会社」はこの「大企業病」という過ちを犯してはなりません。
常にモノ事の本質を見抜き、時代と共に変わりゆく常識を疑い・否定し、お客さまの要望と商品が出会う現場のナマの情報を信じて、さらに決断のスピードを高めなければ、シャープや東芝やダイエーのように、人口減少と老齢化、そして日々進化する情報・物流革命によって暴力的に変化する社会から置き去りにされてしまいます。

3・織田信長の情報戦略に学ぼう
わずか3000人の兵力の織田信長が、4万人ともいわれた今川義元の軍勢を破った「桶狭間(田楽狭間)の戦い」を分析すると、確かな情報とスピード(時間)の大切さを学ぶことができます。
合戦の前日、合戦現場の地の利に詳しい土豪・簗田正綱は「今川軍の勢力は2万人」「今川軍の本陣は地元民が運んだ食事内容から、桶狭間ではなく田楽狭間である」「田楽狭間の兵力は2~300人」「明日の午後、合戦場を嵐が襲う」という活きた現場情報を伝えました。
合戦の結果は、読者の皆さまがよくご存知の通り、信長軍は今川義元を打ち取り、名門今川氏はこれをきっかけに衰退、信長は一躍天下取りに名乗りを上げることになりました。そして、この合戦の最大の功労者は今川義元の首を取った者ではなく、土豪・簗田正綱でした。彼が信長に伝えた情報は誰かに命じて調べさせた内容ではなく、日頃から住民と深い信頼関係を築き、常に自分の目で現場を見続けた者にしか分からない貴重な情報でした。この生きた情報が織田信長の素早く確かな決断と行動を導き、7倍もの兵力差にも関わらず歴史的な勝利に導きました。
お客さまのご要望と商品が出会う現場は事業の存続と進化の基本です。
机の上や会議の中には付加価値や生の情報はなく、コストしかありません。
お客さまと従業員からの生きた情報は、「現場主義を貫く経営」だけに集まります。
大 西   肇(㈱ブレーメン再健本舗代表取締役)

25日、津市高野尾町の「高野尾花街道 朝津味」では伊賀市とコラボした「伊賀祭り」を開催。その中で行われる講演会「忍者の科学と食文化」の聴講者を募集。共催=伊賀ブランド推進協議会、忍者フェスタ実行委員会。
講師は三重大学伊賀サテライトの久松眞特任教授。忍者は世界的に知名度があり、大きな注目を集めていることから、同大でも忍者学講座が開かれている。講演会では、講座開講に至る経緯、実際の忍者は何が凄かったのか、忍者の食文化の秘密などが学べる。料金は無料だが、定員は先着80名。電話申し込みか朝津味の総合案内所に必要事項を伝えること。
また、この日は、宮崎屋の養肝漬をはじめ、かたやきや伊賀の地酒など伊賀ブランドの商品や、忍者グッズなどを販売する大物産展を開催。
更に朝津味忍者広場では子供を対象にした忍者道場も開催。午前の部9時半~12時。午後の部13時~15時半の2回開催。参加費500円で各回30名限定。朝津味の総合案内所に集合した後、忍者衣装に着替え、忍者の話を聞いた後に、丸太渡りや手裏剣術などの忍者体験ができる。
講演会の申し込み・問い合わせは☎059・230・8701。

名松線のポストカード…津市が制作し、JRが乗客に不定期で配布中

名松線のポストカード…津市が制作し、JRが乗客に不定期で配布中

来月で全線復旧2周年を迎える「JR名松線」をPR!──津市が、名松線の列車と沿線の自然の写真を使って4種類のポストカードを制作し、同線の車掌が乗客に今月1日から不定期で配布している。
各種類750枚・計3000枚制作され、入手方法はこの配布のみ。
松阪市から津市美杉町に至る「JR名松線」は平成21年10月の台風で被災し、家城駅(白山町)~伊勢奥津駅(美杉町)間でバスによる代行輸送が行われていた。沿線の過疎化などの影響で元々利用者が少なく、一時は同区間の鉄道輸送廃止が危ぶまれたが、住民らが熱心な署名活動を行ったこともあり、JR東海・三重県・津市が同23年に運行再開に向けた3者協定を締結。3者が復旧に計約16億8100万円を投じ、一昨年3月26日に全線復旧した。
同区間の一日の平均利用者数は、被災前90人で復旧後(一昨年3月26日~昨年3月25日)180人と増えたが、同線を将来に亘り存続させるには観光路線化が必須。そのためには、各駅から沿線の名所・飲食店への公共交通アクセスをはじめ課題が多い。そこで市では美杉総合支所長が都市計画部名松線推進担当参事を兼任し、同支所地域振興課が名松線利活用関係事業に取り組んでいる。
そしてこのポストカードの配布は、市がJR東海に依頼し、同社の協力で行われているもの。掲載写真は同課職員が撮影したものや、昨年の同線フォトコンテストの応募作品。雪などの豊かな自然の中を列車が走る美しい風景が写っていて、同線の季節ごとの魅力を乗客に広めている。

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