ryo 津市高野尾町の「高野尾花街道  朝津味」で24日㈯、『熊野灘ブリ祭り』が開かれる。
朝津味は農業による地域振興をめざす施設。県下最大級の農産物直売所を備え、農家の収益拡大に取り組む一方、農業塾を開講し、後継者育成にも力を入れている。更に地域資源を生かした周辺地域との相互連携にも積極的で、今回尾鷲エリアとの連携をめざし実施。
漁業の町・尾鷲市早田で大型定置網漁に取り組んでいるのが、今回のイベントで使うブリを獲る㈱早田大敷。近年、高齢過疎化が深刻し、地域の柱である漁業の存続も危ぶまれる中、早田大敷は漁業塾を立ち上げ、漁業希望者に基礎知識を伝えるだけでなく、漁村で暮らすために必要なサポートなどを行う。その結果、同社の乗組員20名のうち半数以上が県内外Iターンの漁業者となった。
また、地元の有志が尾鷲市や三重大学などと連携し、まちづくりにも積極的にかかわり、魚の販売を行う合同会社「き・よ・り」も設立。今後も朝津味と「海と山のコラボ」を進めていく。
ブリは3月~4月に脂が乗って旬を迎えるが、同社の若い漁業者がより美味しい状態で届けられるよう「船上活け締め」を行い、臭みがない美味が楽しめる。
▼24日11時~、ブリの解体ショーと試食販売。試食&販売(ファーマーズマーケット)、フードコートでブリ丼提供。鳥羽市浦村マルサ商店の浦村カキ試食販売も実施。
4月7日・21日11時~、合同会社「き・よ・り」の朝どれ鮮魚販売。毎週土曜日開催予定。天候などで不良の場合は中止。
問い合わせは☎059・230・8701。