「火の谷拠点部会」のメンバー

「火の谷拠点部会」のメンバー

整備された山道のコースと、対岸のしだれ桜

整備された山道のコースと、対岸のしだれ桜

津市美杉町にある森林セラピー基地の「火の谷温泉コース」は、同温泉を基点とし、八知地区を周遊する全長11・6㎞のコースで、春には桜やミツマタの花の景色が楽しめる。これまでは、ほぼ全線が舗装道路で、初心者でも楽しめる一方、コース中で山道をウォーキングしたいというニーズもあった。
そこで津市森林セラピー基地運営協議会(事務局・津市美杉総合支所地域振興課)の「火の谷拠点部会」=生駒千敏部会長=のメンバー10名が、神河川河畔の既存のコースの対岸にある山に、距離709mの新たなコースを整備した。
この山道は神河川に沿っていて、既存のコースに咲く桜などを観ながら森林浴が楽しめる。
整備は、土地所有者らの許可を得た後、今月8日に火の谷温泉コースで行われるウォークイベント(参加者募集は締め切り済み)に合わせて、先月初めから重機も使って実施された。
10名は材木・建築関係の仕事などの経験や、それぞれの特技を生かして作業。生い茂っていた笹や、倒木を除くとともに、メンバーが提供した木の板を使い、手すりやコースの案内看板を設置した。
メンバーは、今後も、より多くの人に楽しんでもらえるコースづくりを続けていくとし、「この山の中に上級者コースも作りたい」と話した。