三重県は「三重県子ども条例」の下、子どもたちが自らの力を発揮して育つことができるよう主体的に取り組む様々な活動を支援するため、「みえの子ども『夢★実★現』応援プロジェクト」を実施する。
同プロジェクトは、「将来進みたい分野(料理、芸術等)を勉強してみたい」、「地域を盛り上げるイベントを仲間とともに起こしたい」など子どもたちが創意あふれる熱い思いをもとに、子どもたち自身が考え、工夫し、自分たちの夢を具体的に実現する取り組みを三重県の企業、団体等が応援するもの。
▼応募者=県内の学校に通学、又は県内に居住する児童生徒など。※児童生徒複数の任意のグループでも可。小学生から高校生が対象。
▼募集事業=子ども達が熱い思いで自ら考え、工夫しながら夢を具体的に実現する取り組み。
▼応募方法=所定の応募シートに必要事項を記入して少子化対策課まで提出。
▼採択者決定=採択者の決定は、書類審査、最終審査により実施。
①書類審査=県庁内で応募者の中から校種(小・中・高)等に関係なく書類審査により、5件程度を選定。
②最終審査=みえ次世代育成応援ネットワーク委員等の各種専門家等で構成する審査会で、子どもたちと直接面談し、採択者3件程度を決定。
▼審査基準=子どもたちの夢の独創性、熱意、実現可能性等により総合的に審査。
▼夢実現へ=採択した子どもたちは、学識経験者等の各種専門家の指導・助言等を得て、夢実現に向けてブラッシュアップを図り、最大20万円を限度に物的支援等を行う。*直接、採択者に資金を渡すことはしない。
年度末には、夢を実現した子どもたちによる実践報告会を開催するとともに、みえの子どもたちのロールモデルとなるよう各種情報発信を行う。
▼締め切り=7月2日必着。問い合わせは少子化対策課☎059・224・2269へ。

私は毎朝、モーニングを済ませて自宅に帰る前に寄る店がある。その店を利用しているもう一人の老女もまた、モーニングをしているのである。今朝(4月12日)も、私が店に入る時のこと、彼女がモーニングを済ませて帰る時間と重なったのである。
「もう帰るの 気をつけて」と、何時ものような挨拶を交して手を振った。すると近づいてきて彼女がこう切り出した。
貴方に見せたい場所があると、言うのである。「あーそう」と言いながらドリンクバーのコーヒーをカップに入れてモーニングを注文しようとした時のことである、再び私の側にきて見せたいと言うのである。
「じゃー今から見に行こうか」と、飲みかけのコーヒーをそのままにして店を出て彼女の後を追うようについていった。すると、歳に似合わず軽やかな足取りで歩いて行く後ろ姿に驚きを感じた。
そして、今度は私の方を振り向いて自分の死について語りはじたのである。私には生きる賞味期限がないのよ。色々考えていると言うのである。その後は多くを語らなかった。しかし、その時私は一瞬テレビに報道された評論家の西部進さん(享年78歳)の顔を思い浮かべていたのであった。
若い頃から百戦錬磨の人生を経験してきた90歳を過ぎたこの女性も、生と死の狭間に立って、自分をみつめ、その終焉に思いを巡らしていることを痛切に感じたのであった。
そう言えば、半月ほど前にも一人で死ぬために自宅をリフォームして、ヘルパーさんの動きやすいようにしていると話していたことを思い出したのである。
そのうち、彼女が私を案内したいと言っていた、その場所に着いたのである。店から歩いて僅か5分ほどの場所だった。そこは、津球場の敷地内の北東に位置する場所で、辺りは植栽を施した木々が茂っている場所だった。その片隅にピンクや・赤・黄色のチュウリップが、彼女と私を待っていたかの様に咲き誇っていた。そばに近づいてみると野鳥たちが「チュッチュッ」と鳴きながら、私たちが来たことを歓迎するかのようにはしゃいでいるのである。
チュウリップの花の周りを丸い小石で囲み、花壇の体裁を整えていて、真ん中にはアオダモの樹木が2本植えてあった。しかし、1本は枯れている。津市の公園課も管理を怠っているのか、そのまま放置されている。
標識には、学名 フラキスナとある野球のバットを作る木のようで、温帯性広葉樹とある。下段には「第85回全国高等学校野球選手権記念大会記念植樹 2003年7月19日 朝日新聞社 三重県高等学校野球連盟」と記るされている。今から15年前の記念樹であることが読み取れる。今年も例年と同じく白球を追う少年たちの姿を思い浮かべたのであった。
モーニングを済ませた彼女は、この場所に来て口笛を吹くと、小鳥たちが集まって来ると言う、実に微笑ましい風情ではないか。時にはギャング(カラス) も飛来する。そして逃げまどう。
そのあと、彼女は球場の周囲を3回廻り散歩して、時間通りに巡回してくるピンク色のバス(身体障害児を送迎しているバス)を見送って自宅に帰るのが日課と言う。実に自分を律した生き方だと感動するばかりである。
彼女にとって野鳥たちとの語らいは、正に直面している死と重ね合わせているかのようで、自分がいなくなった後の野鳥たちの行く末を案じているかの様に、優しい眼差しで、私に語りかけて来るのである。
何れにしても彼女の生と死の狭間で揺れ動く命の波動が私に伝わって来るのである。
彼女は今もお洒落を忘れない。そして、明るく毎日のように衣装を替えて店に現れる時にはパンツルックで、時にはワンピースで、時にはブレザーを纏い、帽子をかぶり、手作りの花のブローチを胸元にあしらい、可愛くて優しく愛嬌を振りまく店の人気者のお婆ちゃんである。
人生100年時代と言われている昨今、ますます人気者の存在を願いたいものである。
2018年4月12日記

友愛の庭で清掃活動するメンバーら

友愛の庭で清掃活動するメンバーら

津南ロータリークラブ(以下RC)=山田俊郎会長=が5月27日朝、ゴミゼロ例会を阿漕浦海岸にある「友愛の庭」で行った。
同クラブは昭和51年11月10日、設立10周年記念事業の一環として、三重国体開催の地である津ヨットハーバー前にある「友愛の庭・植樹コーナー」を寄贈し、以来、毎年ゴミゼロ運動の名称で清掃活動をしてきたが、追いつかず、いつしか海岸一帯はゴミの山になってしまった。
そこで、昭和56年に清掃の輪を地域に広げようと、「きれいな伊勢の山と海」のスローガンのもと、橋南地区自治会、老人会など約30団体が参加。翌年には参加者が約1千人に達した。
現在は、同RCは活動の輪を広げる起爆剤としての役目を終え、地区社会福祉協議会などが主催運営を引き継いでおり、同RCは独自に清掃活動を行っている。
当日は、メンバーらが「友愛の庭」にうっそうと茂った草を刈り集めながら落ちていたゴミも拾い、ヨットハーバーの美化に貢献していた。

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