直径3mの茅の輪を鳥居に固定する作業の様子

直径3mの茅の輪を鳥居に固定する作業の様子

3日、松阪市嬉野津屋城町の中原神社=宮村和夫宮司=で、氏子総代会が、24日に行われる「夏越神事」に向け茅の輪を制作し設置した。
この神事は、正月から6月までの半年間の罪穢れを払い、無病息災を祈願し茅の輪をくぐるもので、全国各地の神社で6月に執り行われる。
同会は、この神事のために毎年、直径3mの茅の輪を制作している。綺麗な円状で設置できるよう工夫を重ね、3年前からは、塩ビパイプで、輪の直径に高さを合わせて作った鳥居をこの時季だけ設置。輪を鳥居に添うよう立たせて、ひもで鳥居に固定している。
今年は3日朝から神社近くで茅を収穫し、ひもで束ねるなどして輪を完成させ、午後から鳥居に固定する作業を行った。
境内には茅の輪くぐりの参拝方法が掲示されており、神事までの期間も自由に参拝することができる。
責任役員の萩原成記さん(65)は「茅の輪は、今年も良い出来です。参拝方法の案内に沿って無病息災をお祈り下さい」と呼びかけている。
夏越神事は24日10時開始。10時半過ぎ頃から、中原小学校クラブ「龍灯太鼓」のメンバーによる演奏が行われる。
また終了後に紅白饅頭を配布する(無くなり次第終了)。