5月20日に県総合文化センターで開かれた「第42回全国高等学校総合文化祭(全国高文祭)」の弁論部門・第64回文部科学大臣旗全国高等学校弁論大会三重県予選で、津商業高校2年生の鵜飼初笑さんと山口光太郎さんが、それぞれ最優勝賞と優秀賞を受賞した。
高文祭は、運動部の全国高校総合体育大会(インターハイ)と並ぶ文化部の全国大会に位置づけられるもので、演劇や合唱をはじめ、弁論部門など19部門がある。
弁論部門は8月7日㈬と8日㈭日にわたり長野県東御市で開かれ、鵜飼さんが県代表の一人として出場する。
同校は、弁論部門への指導を「課題研究」の授業で行っており、高文祭弁論部門へは、平成27年の稲垣すみれさんの「一本の木」、同28年の古川拓実さんの「向上心の力」、同29年の田中侑希さんの「逃げる勇気」に続き4年連続の出場となった。
最優勝賞の鵜飼さんの「美しい言葉を使いましょう」は、昨今、若者を中心にSNSでまん延している一文字で表わす言葉表現の不自然な使い方に焦点を当てて、現在社会の実態に警鐘を鳴らす内容で、社会の課題を聴衆に訴えた。
ここに、本人から掲載の承諾を得た鵜飼さんの弁論を紹介する。