直径5㎝ほどの沙羅双樹(ナツツバキ)の花

直径5㎝ほどの沙羅双樹(ナツツバキ)の花

津市河芸町上野の円光寺の境内で、一般に「沙羅双樹」と呼ばれるツバキ科のナツツバキが咲いている。見頃は今月24日頃まで。
沙羅双樹は釈迦が亡くなるとき近くにあったと言われる木。朝に咲き夜には散る「一日花」で、平家物語の冒頭に、儚いものの例えとして登場する。日本では栽培が難しく、各地の寺院などで植えられるナツツバキが、いつしか沙羅双樹と呼ばれるようになった。
また、円光寺は、三代将軍家光の母・お江が、幼少時に母のお市の方、姉の茶々・初と共に過ごしたとされる伊勢上野城跡内にあり、当時の城主・分部氏の菩提寺。平成24年に開創した霊場めぐり『伊勢の津七福神』に参加する津市内7寺社のうちの一つでもある。
21年前、住職と檀家が当時知名度が低かった寺の目玉にしようとナツツバキを50本植え、苦労して栽培。そのうち12本が順調に育ち、多くの人が花の観賞に訪れている。