講話する中山社長

講話する中山社長

津市上弁財町津興の市立橋南中学校で15日、2年生155名を対象に、津南ロータリークラブ=山田俊郎会長、会員50名=の6名による恒例の職業講話が行われた。
同校と同クラブは16年前に共に地元の御殿場海岸の清掃を実施。そして後日、環境に関するディスカッションを行い、それが縁で翌年から毎年6月頃に、同クラブ会員が同校に出向き、秋に職業体験を控えた2年生を対象に講和を行っている。生徒にとって、職業体験を前に、幅広い職業の会員から成功体験などを聞く良い機会になっているという。
今年の講師のうち、旭鍍金㈱代表取締役社長の中山敏さん(43)は「めっき技術と未来」をテーマに講話。自社で行っている様々なめっき加工方法について説明し、「めっきは、これからどんどん進化していくと思います」と話した。
また、同社では電気自動車(EV)の部品を加工する仕事が増えているとし、EV化が進む中国では、タクシーの多くが電気自動車であることを紹介。さらに生徒からの質問に答える中で、客先から注文を受け、試作・加工方法などの提案を行う流れを説明し「あらゆるものにチャレンジしてみようと考えていて、研究・開発も行っています」と話した。