蚕の幼虫を手にのせて観察する子供(中央)

蚕の幼虫を手にのせて観察する子供(中央)

津市一志町高野にあるJA三重中央郷土資料館で25日頃まで、オレンジの繭を作る「ローザ」など4品種の蚕が飼育展示されている。
地元在住の5名でつくる『蚕糸研究会』=西田太司会長(77)=が、かつて同町で盛んだった養蚕業の歴史を次世代に伝えることなどを目的に、毎年飼育しているもの。
毎日9時~9時半、16時半~17時に、会員が蚕に餌の桑の葉を与えると共に展示を公開し、蚕に関する説明を行う。
蚕の一生は孵化してから約50日間。幼虫は4回脱皮したあと繭を作る。
同会は今回、卵を仕入れて孵化させ体長約1㎜から約7、8㎝にまで育てた。
16日、親子連れが見学に訪れ、西田さんは自らの養蚕の経験について、「質の良い桑の葉が要るので、愛知県から氷詰めにして持ってきたこともある」などと話した。
上記の時間帯以外の見学についてはJA三重中央企画課☎津293・5000へ問い合わせを。

無動力歩行支援器「aLQ(アルク)」

無動力歩行支援器「aLQ(アルク)」

前回の行程から約3カ月。季節はすっかり春から初夏に移り変わっている。梅雨の合間の晴れを狙って歩ける機会を伺いつつ、次回に向けて色々と準備を進めている。
以前、自転車で津市を回る連載をしていた頃と比べると、今の私はメタボ体型。普段の移動は、なるべく歩くようにしているものの、この連載を愛読いただいている方々とお会いすると「歩いている割には…」というお声を良く頂く。至極ごもっともな感想である。加えて、40歳を目前に20代の頃と比べると明らかに体力も落ちており、一日30㎞ほど歩くと毎回疲れ果てている。
もちろん、地道にトレーニングを重ね、体重を落としながら体力をつけるのが大前提なのだが、生来の横着者である私。少しでも楽が出来る妙案が無いかと考えている所天啓を得た。「㈱機能食品研究所」=津市大門=の梅田幸嗣社長のご厚意で同社が取扱っている無動力の歩行支援器「aLQ(アルク)」を貸して頂いたからだ。
アルクは今仙電機製作所が開発した世界初の健者向けの歩行支援器で、電気やモーターなどの動力を一切使わないのが特徴。本体に内蔵されたばねが縮む反動と足を交互に踏み出す際の振り子運動を利用して、歩行時にかかる負担を20%軽減できる優れもの。
歩行支援器と聞くと仰々しい感じもするが、実のところ全くそんなことはない。健常者向けと銘打っているだけに、足腰の弱い高齢者だけでなく、旅行などで長距離を歩く際など、誰でもその恩恵を感じられる。装着も簡単で、本体をベルトに引っ掛け、本体から伸びるアルミ棒を膝上で固定するだけ。着けた時の違和感は全く無く、初めて付けた時は、それほど効果があると思えかもしれない。しかし、外した瞬間に足が少し重く感じるこの自然なアシスト力が身体に負担をかけない絶妙なラインなのだ。
以前、取材でアルクを試着し、効果を実感した私はすぐに梅田社長に、この連載のことを伝えたところ、快く協力して頂いた次第。雨で思うように予定とかみ合わないため、お借りしたアルクを久しぶりに装着。その効果を再度実感しながら、この稿を書いている。
次の行程は、笠置町から木津川市に入り、その後は奈良県、大阪府と関西の奥へ奥へと踏み込んでいく。津市民にとって身近な国道163号線の知らない姿をよりお見せできることになるはず。
そして、アルクがどのような効果をもたらすのか楽しみである。雨空を見上げながら来るべき時を待っている。(本紙報道部長・麻生純矢)

007シリーズで有名な小型セミオートマチック拳銃 ワルサーPPK

007シリーズで有名な小型セミオートマチック拳銃 ワルサーPPK

007シリーズ第25作の監督がダニー・ボイルに決まった。『スラムドッグ$ミリオネア』でアカデミー監督賞を受賞したボイルは、2012年に開催されたロンドン五輪開会式の演出を担当。会場で流された映像には、ダニエル・クレイグがボンド役で、エリザベス女王が本人の役で登場していた。
配給会社も決まった。北米ではMGMと提携を結んだアンナプルナ・ピクチャーズ、海外市場とホーム・エンターテイメントはユニバーサルである。ただし、デジタル配信とワールドワイド放映権はMGMのようだ。
クランクインの予定は今年の12月3日からで、英国での公開は2019年の10月25日から、米国では11月8日からとされている。どうやら世界を股にかける暇(いとま)のない作品になりそうで、『ゴールドフィンガー』や『007は二度死ぬ』のように、一、二カ国に腰を据えた作品になるやも知れません。
私が初めて007映画をテレビで見たのは、1974年春の番組改編期の『日曜洋画劇場』で、作品は『ゴールドフィンガー』だった。ショーン・コネリーの声は若山源蔵ではなく日高吾郎で、平均視聴率は26・7%を獲得。外国映画の全盛期であった。
この頃の日本の民放は、豊富な洋画放映枠を用意していた。その本数は週10本をくだる事は無く、成人映画を除くとあらゆるジャンルに及んだ。
もちろん、それは4対3のテレビサイズであり、途中でCMが入ったり、カットが入ったり、中には原型を留めぬ程に日本語版が改変されたものもあった。今のBSやCSとは全く比較にならない程の低品位だったのだ。
それでも、第二次大戦ものには自由と民主主義、史劇スペクタクルものにはキリスト教的価値観、正統派西部劇にはフロンティア・スピリットが根付いており、かと思えば、ニューシネマやヌーベルバーグには、そういった価値観に対する疑義が提起された。民放の洋画劇場は、沢山の名所・旧跡と共に、多様な価値観を茶の間に持ち込んでいた。空気のように、それも無料(ただ)でだ。これらが、世に言う団塊世代を海外旅行へと誘った一つのきっかけだった事に、異論を挟む余地はないだろう。
ひるがえって、昨今の民放のゴールデンタイムの主流は、日本でしか通用しない芸人によるバラエティ形式の番組が幅を効かせ、コンテンツの劣化が深刻である。海外紀行やドキュメンタリー番組も、日本の輸出政策対象国が目立つばかりだ。貿易摩擦解消の一助だったとはいえ、複数のB級映画とセットで超大作映画の放映権を7億から8億円も払って買っていた頃と比べると安直に過ぎる。技術革新は、ハードウェアを劇的に改善したが、引き換えにソフトウェアは劇的に劣化したようである。
6月12日にワシントン連邦地裁は米国通信大手の「AT&T」による「タイムワーナー」(米メディア大手)買収承認の判決を出した。司法省は上訴を検討中だ。とはいえ米国における放送と通信の融合はもはや不可避のようである。
そのうち衛星回線を使って全世界一斉ロードショーも実現するであろう。もちろん、テレビ界の淘汰再編も例外ではない。日本もだ。
(O・H・M・S・S「大宇陀・東紀州・松阪圏サイトシーイング・サポート」代表)

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