表彰状を手に…高井さん

表彰状を手に…高井さん

「三重トヨペット」=川喜田久社長、本社津市上弁財町=の高井康夫さん(34)が「第33回・全国トヨペットサービス技術コンクール」のペイント競技で全国優勝した。
高井さんは同社の亀山BPセンター=亀山市太岡町=所属の塗装の技術者。同センターは顧客により安心感のあるサービスを展開するため、自社による鈑金塗装を手掛ける工場。最新設備と高い技術力を持つ技術者を揃えた県下最大級の施設。
環境に優しい企業を理念として掲げる同社は、環境ISOを取得し、様々な取り組みを行う中、同センターも2015年より使用する塗料を完全水性化。環境負荷の軽減と作業従事者の安全を両立している。自動車業界全体で水性化へ移行をめざしているが、それに一歩先んじた形に。
同コンクールは、全国のトヨペット店の技術者が競うもので4年に一度開催。三重県代表の優勝は初の快挙。
同コンクールは4月21日、岐阜県多治見市で開催。地区大会で全国上位12人に残った高井さんが出場したペイント競技は、自動車の塗装の出来栄えを競う種目と、塗料を課題色と同じになるよう調合する種目で構成。
塗装の種目では、高井さんは工場で使っている水性塗料を使用。多くの選手が使用した溶剤系塗料と比べると乾きが遅く扱い難いというハンデをものともせず、優勝したことで高井さんの技術力だけでなく、同社の環境への取り組みも間接的に評価された二重の快挙といえる。更に安全性への配慮に長けた選手に贈られる特別賞も受賞した。
優勝以来、快挙を聞きつけた顧客から、同センターでは異例の〝指名〟が入るようになった高井さん。「優勝できるとは思っていなかった。これからは、後輩たちに技術を伝えていけたら」と大会当日を振り返ると共に今後の意気込みを語る。