20180723084616-0001 学校法人大川学園理事長で地域民族学者の大川吉祟さんがこのほど、著書「三重県食文化事典」を創英社/三省堂書店から発刊した。
大川さんは職業人養成や幼児教育、児童教育に関わることから、三重県の郷土教育に強い関心を持ち、郷土史や民族学関連の資料づくりに注力。6年前には昭和44年から50年間、大正時代から昭和10年までの三重県内の食生活と風習、年中行事を各地の古老から聞き書きしてまとめた著書「三重県の食生活と食文化」=調理栄養教育公社=を出版した。
しかし、現在の贅沢な生活の中で、昭和初期の普段の食について、若い人だけでなく、初老の世代でさえ理解が困難になってきた現状から、今回、前書よりも判りやすく伝えようと、民俗学的視点もふんだんに盛り込んで執筆。同時に古老と共に消えた文化や、三重県が世界に誇る食べ物に関わる事業所も紹介している。
大川さんは「この事典が様々な分野の参考資料になれば。加えて昨年秋の叙勲の社会へのお返しでもあります」と話す。
A5判、370頁、定価2500円+税。各書店で取り扱い中。