2018年8月

谷口会長(左)と松本副理事長

谷口会長(左)と松本副理事長

9日、津市桜橋の三重県社会福祉協議会で「JAグループ三重」=谷口俊二会長=が「公益社団法人三重ボランティア基金」に17万8400円を寄付した。

同基金は三重県内でボランティア活動を行う団体や、被災地にボランティアの派遣を行う災害ボランティアセンターなどを支援している。JAグループ三重では、職員にボランティア活動の支援を呼びかけ、集めた浄財から毎年5万円を同基金へと贈っている。今年は同時に、募金をすると同基金のオリジナルキャラクターが描かれた缶バッジを販売し、売上金の合計12万8400円も寄付した。
谷口会長から、浄財を手渡された松本利治副理事長は「西日本豪雨被災地へのボランティア派遣の費用に役立てさせて頂く」と深く感謝した。

津市北部地域の「高田本山専修寺」 、「道の駅津かわげ」、「高野尾花街道 朝津味」、「三重県総合博物館」と「津市観光協会」が連携し、年間約300万人にも及ぶ各施設の来場者を生かす観光誘客交流促進事業などに取り組んでいるが、公募で地域の愛称が「きたとぴあ」に決定。今後もなぎさまちに寄港する豪華客船の「にっぽん丸」の乗船者を対象としたツアーを企画したりと様々な企画を行う。

 

 

「レッドヒルヒーサーの森」

「レッドヒルヒーサーの森」

連携に参加しているのは、昨年に御影堂と如来堂が建造物で県内初の国宝指定を受けた「専修寺」、三重県を代表する文化施設「三重県総合博物館」、津市の特産品が購入できる「道の駅津かわげ」、県下最大級の農産物直売所を備えた「朝津味」。いずれも人気があり、津市北部に位置しており、県北からの玄関口である中勢バイパスや、名古屋や関西からの集客が見込める名阪国道や伊勢自動車道とのアクセスも良好で立地にも恵まれている。4施設の合計で年間約300万人もの集客があり、施設間の周遊による経済波及効果を狙うことも目的に「津市北部地域誘客促進事業」をスタート。4施設に加え情発信力に長けた津市観光協会も加わっている。
その船出に当たり、地域の愛称を一般公募していた。233件の応募があり、岩手県一関市藤沢町の熊谷幸平さん(77)の「きたとぴあ」が選ばれた。この愛称を活用し更なる周知を行う。
具体的な動きとしては9月20日、津なぎさまちに寄港する豪華客船「にっぽん丸」の乗船者を対象とした「プレミアム観光タクシーツアー」を企画。観光タクシーで専修寺から、朝津味と隣接する赤塚植物園のレッドヒルヒーサーの森に行くコースと、同じく専修寺から三重県総合博物館に行くコースを用意。専修寺では特別拝観、博物館では学芸員によるバックヤードツアー、ヒーサーの森ではガイド付き散策とエディブルフラワー(食用花)を使った軽食など、ツアーならではのもてなしで楽しめる。これを今後展開していくツアーのモデルにする。専修寺、朝津味、博物館は、訪日外国人によるインバウンドを呼び込むために北勢地域と中勢、伊賀地域が連携する「三重県応援団7つ星プロジェクト」にも参加しており、今後の誘客促進におけるモデル事業としての意味合いも持つ。
それ以外にも、津市観光協会で各施設のイベント情報を集約し、ホーページで紹介したり、各施設間でも情報発信の相互協力を行いながら、相互の魅力を高めていく。
津市の新たな観光の軸となり得る年間300万人の集客をどう生かしていくのか。大きな可能性を秘めた連携の発展に期待したい。

第13回(10月10日)に訪れる「墨坂神社」の社殿

第13回(10月10日)に訪れる「墨坂神社」の社殿

津観光ガイドネットが9月・10月に3回に亘り「あなたの知らない街道めぐり わきみちよりみち 初瀬街道4」を開催する。小雨決行、荒天中止(警報発令時)。
松阪市の六軒と奈良県の初瀬を結ぶ同街道を、昨年から2年計画で踏破する企画。今回は宇陀市観光ボランティアガイドの会の協力で案内する。
◆第12回=9月26日㈬。近鉄三本松駅前集合。受付は10時~10時15分。同駅~初瀬街道…安産寺(秘仏地蔵菩薩特別拝観)…宿場町・本陣跡…白鳥神社…長命寺…大野海神社…大野寺・磨崖仏~近鉄室野口大野駅。約4㎞。弁当持参。
◆第13回=10月10日㈬。受付は10時~10時15分。近鉄室野口大野駅前集合。同駅~初瀬街道…濡れ地蔵…庚申堂の辻…福地の街並み…墨坂神社~近鉄榛原駅。約8㎞。弁当持参。
◆第14回=10月31日㈬。近鉄榛原駅北口前集合。受付は10時15分~10時30分。同駅~初瀬街道…墨坂伝承地碑…西峠…角柄…吉隠…上化粧坂…天満宮前…長谷寺…参道…近鉄長谷寺駅。約8㎞。同寺周辺に飲食店あり。
◆申し込み方法=▼各実施日の14日前までに届くよう、往復ハガキで、〒514─0009、津市羽所町700、アスト津2階 津観光ガイドネット「街道」係へ。各回、別のハガキで申し込みを。▼往信用ハガキ裏面に参加者の住所・氏名・☎・参加する月日を記入。1枚のハガキで3名まで申し込み可。▼返信用ハガキの宛名に代表者の住所・氏名を記入。▼返信用裏面は空白にする。
◆定員=各回百名。  ◆参加費=12回・13回は500円、14回は1000円(資料・保険代。土産付き。オリジナル缶バッジ進呈。14回は入山料含む)。
◆問い合わせは津市観光協会内の津観光ガイドネット☎059・246・9020へ。

[ 1 / 23 ページ ]12345...1020...Last »