結団式に出席した劇団員たち

結団式に出席した劇団員たち

21日、芸濃総合文化センターで芸濃文化による地域おこしを目的とした地域劇団「芸濃い劇団」の結団式が開かれた。
劇団の母体は「芸濃町を芸濃い町にする会」。同町椋本出身で東京で活躍してきた文筆家で現会長の伊藤裕作さん(68)が、地元の仲間たちと共に設立。伊藤さんは日本で唯一の「げいのう」の名前を生かした地域づくりをめざし、東京の様々な劇団の公演を誘致し質の高い実演芸術を鑑賞する機会を作ってきた。その次の段階として設立されたのが同劇団。
結団式には公募で集まった劇団員の小学生から60代まで29名が出席。伊藤会長は「色んな劇団を呼んできて、見るだけじゃつまらないという方が出てきて劇団をつくることになった」と挨拶し、年内に試演をめざすことなどを語った。
その後、来年を目標に披露する予定の、芸濃町の伝承を織り込んだ劇の配役を決定。俳優で同劇団の芸術参与を務める流山児祥さんの主宰する劇団「流山児☆事務所」の俳優・木暮拓矢さんが演技指導を行った。
同劇団では、役者以外にも美術や照明など裏方で参加できる人を募集中。
更に同会では、保育園・幼稚園の年長から小6や家族などを対象に英語を楽しく学べる「おやこdeえいご」の参加者を募集。参加費無料。指導は津市のALTが毎月第3日曜日の10時から芸濃総文化センターで指導を行う。
問い合わせ同センター☎059・265・6000へ。