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2018年8月
2018年8月30日 AM 4:55
知れば知るほどおもしろい!古典芸能を「偏愛」する二人のトーク&レクチャーします!
三重県総合文化センターは9月9日㈰14時~16時(受付開始13時半~)、生涯学習センター2階視聴覚室で、歌舞伎や浄瑠璃の演目でもある伊勢の名作古典「伊勢音頭恋寝刃(いせおんどこいのねたば)」をテーマにした「おしゃべり古典サロン」を開くにあたり参加者を募集している。
講師は、中村七之助主演・コクーン歌舞伎「切られ与三」の補綴を務め、8月27日に放送されたNHK「100分de名著」百人一首の回でも解説者として出演した木ノ下歌舞伎主宰の木ノ下裕一氏と、三重大学人文学部の田中綾乃准教授。
『伊勢音頭恋寝刃』は、寛政八年(1796)7月に大坂角の芝居で初演された。この物語は、同年5月に伊勢古市の遊郭・油屋で医師の孫福斎が実際に起こした殺人事件を題材にしている。
「古市十人斬り」といわれるこの事件は、すぐに伝えられて、各地で芝居にされた。当時の芝居は、ニュースの役割を担っていた。その中でも『伊勢音頭恋寝刃』は、上方、江戸でも人気の作品として評判となり、その後、人形浄瑠璃にもなり、今に残っている。
当日は、御家騒動、遊郭の風情、男女の恋と縁切り、妖刀での殺し場など、伊勢を舞台に展開するサスペンスドラマ、全四幕七場の今作の見所と魅力を楽しく、わかりやすく紹介する。
料金は1000円(当日受付にて支払い)、定員150名に達し次第締め切り。電話・窓口は、同会館チケットカウンター☎059・233・1122、FAX059・233・1106、件名を「おしゃべり古典サロン申込」と明記。
郵送の場合は、〒514の0061、津市一身田上津部田1234 三重県文化会館「おしゃべり古典サロン係」宛へ。 WEBでの申し込みは同会館サイト(https://www.center-mie.or.jp/bunka/invite)から。
問い合わせは同会館☎津233・1122へ。
2018年8月30日 AM 4:55
津市白山町在住の会社員、北出正之さん(64)がこのほど、県内各地の祭事を収録したDVD写真集「三重の祭唄(まつりうた)」を制作した。
北出さんは10代の頃から写真撮影活動を始め、全国の風景写真をメインに撮影してきた。近年は三重県内の祭事に魅力を感じ、7、8年前から県内の祭りや伝統行事を中心に写真取材を重ねてきた。
その過程で人口減少や高齢化など、急激に変化する地域社会の現状にありながら、祭りは住民の祈りや願いのよりどころとして、懸命に守り継がれていることを実感。地域を支える大切な絆であることも再確認した。中にはいったん途切れた祭りを復活させた住民の熱意に接することもあったという。
その一方で、社会の変化に耐えきれず、規模の縮小や簡略化に追い込まれるばかりか、存続が困難になった祭りのいくつかも目の当たりにした。
このような変化の中で撮り続けてきた写真は、その日その時をありのままに捉えた作品であると同時に、次世代に残すに相応の価値があるとの思いから、作品集であるとともに、記録としての観点を重視した写真集の制作を企画。2枚組のDVDにまとめた。
内容は、三重県内に伝承される祭りや伝統行事などの祭事443件を、1993年10月から2018年3月まで、延べ615回の取材で撮影した写真(推計5万枚以上)の中から、1383点を選定して収録。県内を北勢・中勢・伊賀・伊勢志摩・東紀州の5エリアに分けて1月から紹介。奉納する行事だけでなく祭りに関わる人々にも焦点を当てている。
今回、制作した300セットは、参考資料として研究機関や県・市町の関連部署に寄贈するほか、地元の保存会などに配布する予定で、「今後の情報収集ツールにもしたいと思います」と話す。
また、希望者にはホームページを窓口として実費にて頒布する。
実費での送付希望者は北出さんのホームページhttp://mkitade-film.jp=から申し込むことができる。
問い合わせは北出さん☎090・7862・1781へ。
2018年8月30日 AM 4:55