永代供養の樹木葬霊園「結びの丘」のパース

永代供養の樹木葬霊園「結びの丘」のパース

「真宗高田派 乙部山 潮音寺」=津市中河原、村上英俊住職(48)=が境内墓地の一角に、永代供養の樹木葬霊園「結びの丘」を整備中。年内の完成と、来年早々の開園を目指している。
村上さんは、高齢化や単身世帯の増加などで寺を訪れる人が減る中、同寺を「人のご縁を繋ぐ場」にして活性化しようとヨガなど多彩なイベントを開き、好評を得ている。
一方、墓地の承継に悩む人や、永代供養を生前予約して「すごく気が楽になった」という人の話を聞くなどして、永代供養や終活の需要を実感。
「結びの丘」を、境内の面積約120㎡のスペースに整備することとなった。墓や霊園への暗いイメージを払拭し、公園のように多くの人が集う場にしようと、天然芝を敷く。またハナミズキの木を3本植え、木の周りに、墓石で「お結びさん」という名の優しい表情の地蔵が設置される。
そして、遺骨は伊勢木綿・麻・和紙といった天然素材の袋などに納められ、地中の納骨室に、希望じ応じて13回忌、または33回忌まで埋葬された後、合葬される。
「この世とあの世を超越し、色んな方が繋がれる場にしたい」と村上さん。
問い合わせは☎059・228・9090へ。