20180907160239-0001 今年のハロウィーンも久居の町で仮装して思いきり楽しんでみよう!
久居ライオンズクラブは、10月21日㈰に行う「ひさいハロウィーンパレード」の参加者を募集している。後援=津市、津市教委。協力=久居まつり実行委員会、久居商店連盟、久居げんき会。
受付は12時45分~13時15分、久居駅東口ハチ公前に集合。参加条件は仮装している人。年齢制限なし(但し小学3年生以下は中学生以上の保護者同伴)。参加費無料。先着500名。
公園ステージでの仮装コンテストの後、パレード。優秀賞受賞者には豪華プレゼントを用意。
パレードコースは久居駅東口~本町通りの約1㎞。受付期間は9月30日㈰必着分まで有効。
申し込み・問い合わせは久居ライオンズクラブ☎059・256・6200。WEBからの申し込みは「ひさハロ」で検索。

95回目となった今回の奈良行きは、体調不良と台風の影響で、季節も終わりの訪問となった。同行者は本居宣長記念館館長と三重ふるさと新聞の森社長である。
陽が中天に差しかかった奈良公園は、まだまだ盛夏の日差しであり、日本人観光客や欧米系インバウンド、そして鹿たちの姿もまばら。だが、アジア系インバウンドの姿は少なくなく、子どもたちも元気だ。日本よりも低緯度に在る国々からの訪問者は、どうやら平気のようである。
三条通りでは、方々の店の軒先にミストシャワーの装置を見た。茶巾うどんの店も相変わらずの行列で、よもぎ餅の実演販売も人だかりである。
国連世界観光機関の駐日事務所では、副代表から今月訪問されたインドの話を聞いた。今回の訪問はインド政府の経費負担による招待で、仏教ツーリズムの紹介だそうだ。香辛料の香り漂う彼の国での食事は、予想に違わず、週に4日は本場のカレー料理だったそうである。
調べてみると、13億もの人口を抱えるインドは、2024年には中国の人口をも超えるとされるが、まだまだ電気が足りないそうだ。故に原発誘致にも積極的で、昨年には日印原子力協定も発効している。正に、日本の産業界にとってインドはフロンティアである。したがって、産業界の交流活性化は、必然性をもって観光客の増加をも促す事は明らかであり、この点において、日本人が最も受け入れやすいコンテンツが『仏教文化』となるのも当然だと言えよう。日本人でブッダ・シッダールタ(お釈迦さん)を知らない者はいないからだ。
とはいえ、その逆、つまり今や国民の八割近くがヒンドゥー教徒であるインドの人々が、日本に根付いた『仏教文化』をどれほど理解できるか否かは、いわゆる知識層を除くと多くは望めない(2011年の国勢調査によると、ヒンドゥー教徒が79・8%、イスラム教徒が14・2%、キリスト教徒2・3%、シク教徒1・7%、 仏教徒0・7%、ジャイナ教徒0・4%である)。
また、中国外文局が管理・運営するニュースサイトの中国網は、昨年、『豪日印越の同盟という幻想、中国を脅かすに足りず』とのプロパガンダを世界に配信している。もし両国間の交流促進の真意がここにもあるとすれば、それは日本の観光産業従事者も、清濁併せ呑む必要があるといえるだろう。良いか悪いかは別にして、国際観光にはそのような一面も常に内包されているが、未だ島国ニッポン人が、それを熟知しているとは言い難く、とりわけ地方行政は、インドネシアやベトナムでヤケドを負う程うぶだからである。
副代表は、発行されて間もない『ツーリズムハイライト2018』のPDFデータから、そのコピーを綴じた冊子を用意してくれた。まだ紙製ののA4リーフレットはマドリードからは到着していないが、8年来の私の分析には、これで充分こと足りる。感謝である。
副代表によると、日本の観光収入がついにベスト10入りを果たしたのが最大のトピックだそうだ。これは、ランキングの方法論の変更により、5位だった中国が、12位まで下落した為でもある。
とはいえ、ベスト3は相変わらずの不動で、ベスト1の米国と比べると、日本はその6分の1程度でしかない。因みに、米国の2017年の国際観光収入は2万1074・7億米ドルでダントツ1位、スペインは679・64億米ドルで2位、仏国は606・81億米ドルで3位である。タイ574・77億米ドル、英国512・11億米ドル、日本は340・54億米ドル、中国は326・17億米ドルで、北朝鮮は5・25億米ドルである。
国連世界観光機関を後にして、私達は猿沢インへと向かった。ここには〝メイドイン・私〟のアポロ宇宙船と月着陸船のペーパークラフトと、松阪市と熊野古道の英語版リーフレットを置いてもらっている。
減少率を鑑みると、松阪市のは月に10部程度、熊野古道はその2・5倍の需要が外国人にあるようだ。
別れ際に宣長記念館館長は、マネージャーに冊子を贈呈した。どうやら本居宣長の描いた大日本天下四海画図の地名に惹かれたようである。
最後に、近代化産業遺産で旧JR奈良駅駅舎を改装した『奈良市総合観光案内所』に立寄った。既にここには秋の催事の案内でいっぱいである。だが、これらの情報は何一つ、隣県三重には周知されてはいないのだ。
 (O・H・M・S・S「大宇陀・東紀州・松阪圏サイトシーイング・サポート」代表)
カワムラケンジさん

カワムラケンジさん

かつて、松阪市にインド料理店『THALI』を開業するなど松阪市と馴染み深いスパイス料理研究家&ライターのカワムラケンジさん(53)が9月28日㈮、松阪市殿町の旅館「八千代」で本格スパイス料理を味わう「八千代で愉しむスパイスな1日」の総シェフとして来館する。
カワムラさんは商社経営の飲食店に就職。88年に高級スポーツクラブ会員限定ラウンジの運営受託。関西のエグゼクティブやアスリート向けに、栄養評価を割り出したヘルシーメニューを百種類以上構築。
89年・築地魚河岸仲買に勤務。91年創作料理、酒、音楽の店『P・AGE BAR』 (大阪・箕面)を開業。
92年に初渡米。クラブ、ディスコ、レストラン、カフェ、バーなど各所を見聞。94年・「カレーと憂歌団」を皮切りに著述業を本格的に開始。95年・スペイン・マヨルカ島に渡KARE- 1 KARE- 2り芸術、料理、市場、教会など多様な文化に魅せられた。
97年・スパイス100%自家製粉カレーランチ専門店『P・AGE・HILL』(大阪・箕面)を開業。98年にインド料理『THALI』(三重・松阪)開業。      2000年・マヨルカへ再々渡航。スパイス一式を持ち込み、現地素材を用い、現地人を相手にした料理会を開いた。01年1月、『THALI』を閉店し、大阪に戻り著述業復活。
10年・バイリンガル・スパイス専門誌『スパイスジャーナル』を創刊したほか、スパイスやカレーをテーマにした雑誌やTV番組へ出演するなどスパイス研究のスペシャリストとして活動する。 著書に、木楽舎から初のレシピ単行本『絶対おいしいスパイスレシピ』。幻冬舎から2冊目の単行本『おいしい&ヘルシー!はじめてのスパイスブック』がある。
八千代とのコラボは今回が初めて。芳醇なスパイスの香りを存分に楽しめる本場インドの地方料理を提供する。
メニューは数種類のカレーとライス、ラッシーもしくはチャイ付きで税込2500円(ランチタイム11時~、ディナータイム17時~)。先着申込50名限定。
尚、17時と19時にトークイベントもある。
カワムラさんは「スパイスの世界はとても深い。何をどう使うかで、風味も変わるし、体調もよくなるなどの薬効性もあります。当日はとっておきのインドカレーを堪能して頂きたい」と話す。
問い合わせ・申し込みは八千代☎0598・21・2501。

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