伊藤小坡《ふたば》 1918年(三重県立美術館所蔵)

伊藤小坡《ふたば》 1918年(三重県立美術館所蔵)

曾我蕭白《林和靖図》 1760年 三重県立美術館所蔵

曾我蕭白《林和靖図》 1760年 三重県立美術館所蔵

三重県立美術館で「日本画*大研究展」が開かれている。会期は10月14日㈰まで。伝統的な日本の絵画には、掛軸、巻子、屏風など様々な形がある。墨や岩絵具、胡粉などの材料や技法も多様で、鑑賞の手がかりとなるタイトルが難解であることもめずらしくない。何が描かれているのか、どこを見ればいいのか見当がつかず、名画といわれる作品の前で退屈な時間を過ごしたという経験もあるのでは。

今展覧会では、同美術館が所蔵する近世近代の日本絵画に、優れた日本画コレクションを有する滋賀県立近代美術館の所蔵品などを加えた約40点を展示。下絵や画材、解説も用いて、日本画の特性やその魅力をご紹介している。
日本画はむずかしいと敬遠している人も、日本画が大好きという人も、日本画に一歩近づき、より深く味わうためのヒントが見つかるかも。
観覧料は一般 600円、学生500円、高校生以下無料。開館時間は9時半~17時(入館は16時半まで)。

                   読者プレゼント

本紙読者5組10名に同展示会のチケットをプレゼント。希望される方は葉書に〒・住所・氏名・年齢を明記して、〒514の0028、津市東丸之内26の12、三重ふるさと新聞「美術館」係までご応募下さい。応募多数の場合は抽選。当選はチケットの発送をもって代えさせて頂きます。

ミフジで開催中の「2019年 手帳&カレンダー展」

ミフジで開催中の「2019年 手帳&カレンダー展」

津市東丸之内にある紙と文具の専門店「ミフジ」本店の1階特設コーナーで、12月31日までの10時~19時、『2019年 手帳&カレンダー展』が開催中。
10月16日までは毎週火曜日定休。10月17日以降は年内無休。
来年の新作の品揃えがピークを迎える10月初め頃を前に、この時期に入手できる限りの品を集め展示している。期間中に商品追加予定。
内容は、ビジネスダイアリー手帳約100点、10月始まりのカジュアルダイアリー約160点、システム手帳の日付入りリフィル約40点、日本各地の風景写真や、犬・猫をはじめ可愛らしい動物など様々なデザインのカレンダー約300点。
人気商品は、ジャケットの内ポケットに収まるコンパクトなサイズのビジネス手帳や、来年の干支である猪のポップなイラストがデザインされたカジュアル手帳など。
スマートフォンのスケジュール管理ができるアプリが普及したため、手帳業界は苦戦しながらも、定番商品のデザインを一部変更するなど工夫を凝らしている。
同店では「手書きでちょこちょこと書き込む手帳ならではの良さがあると思います」と話し、来場を呼びかけている。

練習の様子(津市の清泉幼稚園にて)

練習の様子(津市の清泉幼稚園にて)

11月11日14時~(開場13時15分)、三重県総文化センター大ホールで、津市を拠点に活動するヴォーカルアンサンブル《EST》の第26回「コンサート「お・と・な・か・ま」が催される。
津市を拠点に活動する《EST》は、三重県を代表する混声合唱団の一つで県内を中心にした10代~60代で構成。ルネサンス時代から現代までの幅広い合唱音楽を演奏している。これまでに国内外の数多くのコンクールで受賞しており、先月に兵庫県宝塚市のベガ・ホールで行われた「宝塚国際室内合唱コンクール」でも近現代部門金賞で総合2位(国内1位)に輝いた。
コンサートは、バッハの「イエス、我が喜び」、バードの4声のミサより「サンクトゥス、アニュス・デイ」、宝塚のコンクールでも歌ったシュニトケの12の回心の詩編より「Ⅳ、Ⅵ、Ⅹ」など多彩な楽曲を演奏。初の試みとして、一般公募で募ったワンステージメンバーと合同で覚和歌子の詩による混声合唱曲集「等圧線」を披露。団員たちは本番に向け、練習を重ねている。
入場料は一般1500円(当日2000円)、大学生1000円(当日1500円)、高校生以下750円(当日1000円)。前売りチケットは、総文チケットカウンター、近藤楽器で販売中。
問い合わせは☎090・1860・9541(平日昼間のみ)。

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