2018年9月

税金について話す吉田さん

税金について話す吉田さん

津市新町の県立津高校で20日、1年生40名を対象に、家庭科の授業として、津租税教育推進協議会主催の租税教室が開催された。同協議会は津税務署・三重県・津市・税理士会など関係民間団体で構成。
講師で東海税理士会津支部の税理士・吉田威久さんが、国の借金は国民一人当たり約700万円と莫大であることや、今後、高齢化で納税する働き手の減少が予想されることを説明。国の借金を減らすために方法を皆で考えたり、政治に興味を持つことを呼びかけた。

講師の志村真介さん

講師の志村真介さん

10月12日㈮19時~21時半、津駅東口前のアスト津3階にあるみえ市民活動ボランティアセンターで、社会の多様性を知り、他者との会話の中で振り返る講座「ダイバーシティ・スイッチ」の第4回「ダイバーシティを強みに変える」が開かれる。
主催=三重県(受託事業者=NPО法人Mブリッジ)。参加無料。
講師はダイアログ・イン・ザ・ダーク・ジャパン代表の志村真介さん。
「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」は暗闇の中で催されるソーシャル・エンターテインメント。88年、ドイツの哲学博士の発案で生まれ、世界41ケ国以上で開催されている。参加者は会場に複数人で入り、視覚以外の感覚や、人との関わり方に改めて気づく。この暗闇の案内人になれる条件は、目が見えないこと。つまり視覚障害者。
普段の生活でも、視覚による先入観などの「見えない壁」がある。講座では、ダイアログ・イン・ザ・ダークの事例を通して、壁を越えるために必要な、固定観念を外す仕掛けや場のつくり方などが語られるほか、ふりかえりワークショップが行われる。
参加には事前にhttps://bit.ly/2JU5f3iから申し込みが必要。
人気のため増席された。定員に達し次第、申し込み受け付けを締め切る。問い合わせはМブリッジ(担当・中川さん)☎0598・23・8400へ。

 9月になっても連日の暑さは容赦なく車に照りつけた。営収はまだ目標に届かず、帰庫できる状況ではない。
その時、一本の電話。県南部から愛知東部まで、翌早朝の患者搬送依頼である。歩行困難で医療処置継続、専任看護師の同乗希望だが、三重県は南北に距離、走行時間もとてつもなく長い。患者搬送(民間救急)の走行で実感していた。延々と続く太平洋と縦走しながら、のどかな漁村と山間部を経て、高速道路が縦横に走る都会まで突走る。それだけ気を引き締めて臨まねばならない。
先日も伊勢から大阪方面へドクター同乗で人工呼吸器装着、愛知から三重までの医療処置継続搬送など、いろんな搬送案件が続いた。一人でも多くの患者と家族の思いに応えたいのが私の気持ちである。
中には「何とか来て下さい」の一報だけを発信されることがあるが、これはよくない。ケースバイケースで…ということだろうが、情報不足では陸路で搬送中に渋滞等に巻き込まれ、積載酸素が足りなくなったり、何らかのトラブルに遭遇しかねない。それを回避するため、事前に患者の状態を認識しておくことが何よりも大切である。
しかし、今回は時間的にも緊急であり、現地へ赴いてのカンファレンスが難しいため、走行車内で看護師同士が搬送の際の注意点などを打ち合わせることにした。
当日、搬送元病院では、所轄消防からの救急車がひっきりなしに到着し、ストレッチャーでの胸骨圧迫措置をする光景など、慌ただしい雰囲気に包まれていた。
病院の指示を得て看護師が病棟に上がり、ドライバーの私は走行車輌に万一のことがないよう車内準備に備えた。しかし患者と同様、同乗する家族にも不安な様子が伺える。「一緒に励ましてやって下さい。私達も安全、安心搬送で頑張ります」。その言葉で、少しは緊張も和らいだようだ。
準備を終えて、これまで数カ月間に及んだ入院病棟の看護師達との別れの握手が終わり、ゆっくり車を進めた。
車内でそれぞれの役割に基づいてバイタル(意識、呼吸、脈拍、体温)、呼吸状態などをチェック。患者も落ち着いて眠っている。距離、到着予想時間、酸素ボンベの交換時期にも気をつけねばならない。そんな時、家族から話をいただいた。 「遠距離をどのようにして行けばよいか、見当がつきませんでした。それが、このように対応いただけるのは本当に有難い」。
走るのが仕事だが、話を聞くのも大切なこと。時々、看護師と患者が小声で会話する光景をバックミラーで眺める。段取り八分と言われる患者搬送が、この時少しづつ駒を進めていることが確認できるのは、道中の救いでもある。
渋滞を回避しながら、約四時間余りの道程。患者の体調に応じて休憩を入れ、搬送先病院へ到着した時、患者の目元が少し光っているように思えた。既に病院側も待機してくれ「よく頑張ったね」と患者を労い、道中の状態を伝えてこの日のミッションを終えた。
後日、家族から電話で「久しぶりの外の眺めは、緊張していた本人も心が和らいだようです。治療に専念して、また故郷へ戻れるよう頑張ります」。この言葉をいただくのは、患者搬送業(民間救急)冥利に尽きる。丁重な電話に、一日も早い回復を願った。
病院の医師、看護師、家族らが希望をひとつにして、当社に依頼をいただく。重症以外、容量の大きい酸素ボンベやストレッチャー、点滴の継続、吸痰、ドクターの同乗などケースは様々だが、難病を抱えた高齢者や個人を、愛する家族(子、孫)のもとへ、安心、安全、清潔、快適に移送する。一人でも多くの高齢者や患者が、余生を自分らしく幸せに暮らし続けるため、今後も目標を持って頑張っていきたい。
 (民間救急はあと福祉タクシー代表)
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