津観光ガイドネットが津市内の城跡を訪ねる企画「山城探検隊」を11月・12月に3回開催する。
同ネットの山城調査プロジェクトチームが編集したガイドブック「津の城跡50選」が平成28年に発行され、同年から、山城探検隊が開始。今までに8ケ所の城跡を巡り、今回が最終回となる。
小雨決行、荒天中止。各回の開催内容は──
▼久居戸木町の宮山城・城山城探検隊=11月9日㈮、午前中終了予定。募集人数50名。同町の敏太神社に9時半集合。申込締切は10月29日㈪。
▼美里町桂畑の国指定史跡・長野城探検隊=11月22日㈭。弁当持参。募集人数25名。美里総合支所に9時半集合。支所から山の登り口まではマイクロバスで往復。帰路は13時半に登り口を出発。申し込み締切は11月1日㈭。
▼一志町小山の小山城探検隊=12月9日㈰。弁当持参。募集人数50名。JR伊勢八太駅前に10時45分集合・受付。帰路は12時半から下山。申込締切は11月26日㈪。
▼参加費は各回500円(資料・保険代・土産付き)。オリジナル缶バッジ進呈。
▼申込方法=往信用葉書の裏面に参加者の住所・氏名・☎、参加する月日を記入。1枚の葉書で3枚まで申込可。申込締切日までに届くよう送る。宛先=〒514─0009 津市羽所町700 アスト津2階 津観光ガイドネット「山城探検隊」係。返信用葉書の宛名には代表者の住所・氏名を記入し、返信用裏面は空白にする。
▼問い合わせは津市観光協会内の同ネット☎津246・9020へ。

「関西文化学術研究都市」の各施設への案内標識(精華町)

「関西文化学術研究都市」の各施設への案内標識(精華町)

道路標識にも大阪と四条畷の文字(木津川市)

道路標識にも大阪と四条畷の文字(木津川市)

9月28日㈮10時。私はJR木津駅前の有料駐車場に車を停め歩き始める。空は澄み渡り雲もわずか。この1カ月、雨と台風に悩まされてきただけに歩き始めたばかりにもかかわらず、既にカタルシスすら感じている。しかし、この高揚がもたらす不注意が、ちょっとしたトラブルを引き起こすことになるとは、夢にも思っていなかった。
木津駅から国道163号と国道24号の合流区間に戻り南進。奈良と京都を結ぶこの区間に沿って様々な店舗が軒を連ねている。すぐに両線は分離し、163号は西、24号は南へと各々がしなやかな軌跡を描いていく。
163号を包むように広がる水田は黄金色。収穫の時を待つばかりだが台風が間近に迫っているのが少し心配である。道路標識には、四条畷と大阪の文字。いよいよゴールが間近という実感がわいてくる。
その後、少し進むと京都府相楽郡精華町。この町は総面積約25・68㎢と大きくはないが、産官学連携で創造的な学術・研究の振興で、新産業・新文化などの発信の拠点・中心となる大阪府、京都府、奈良県にまたがる広域都市の「関西文化学術研究都市」の地理的な中心に位置している。国道沿いののどかな丘陵地帯には、様々な企業の研究施設や、大学なども点在している。東京の国立国会図書館の蔵書収容能力を補完し、高度情報化への対応を目的に建てられた「国立国会図書館西館」も町内にある。
地理的な条件からも、結びつきの強い京都、大阪、奈良はまとめて「けいはんな」と呼ばれ、施設や電車の路線名にも使われている。見慣れない文字群に最初は、意味が分からなかったが「京阪奈」という文字を見て納得。優しい雰囲気が漂うひらがなは地域の愛称としては気が利いている。
国道を歩き続けること2時間。国道沿いの焼き肉店で昼食。店内に入り、席についた私はメニューを開く。手早く済ませたかったので牛肉と野菜の炒め物がメインの定食を注文する。
3分の1くらい食べた頃、私の隣の席に年の頃だと70代後半の男性が座った。慣れた様子で店員に声をかけ、カルビがメインの焼肉コースを注文。男性は料理が運ばれてきたり、コップに水をついでもらう度に店員に「おおきに」と優しく声をかける。これまでもドラマの中で、幾度も耳にしてきたが言葉だが、男性が発するそれは、今までのどれとも違った。京言葉ならではの柔らかいイントネーションには、男性のこれまでの人生と日本語の美しさが凝縮されている。
ちなみに、おおきには「ありがとう」という意味に勘違いされがちだが、本来は「非常に」という意味。男性にとっては幾度となく発してきたで言葉のはずだが、私にとっては非日常の言葉。こういった方言との出会いも旅の醍醐味。僥倖をもたらしてくれた感謝の意味を込め、心の中で男性に「おおきに」と声をかけ、店を後にする。(本紙報道部長・麻生純矢)

津まつりを盛り上げた宅建ブース

津まつりを盛り上げた宅建ブース

三重県宅地建物取引業協会津支部=津市上浜町、草深靖志支部長=は7日の津まつり当日、検察庁横の専用ブースで『ふれあい宅建フェスタ』を開催した。後援=国土交通省、三重県。
同協会も協力し、津市が進めている「空き家情報バンク制度」などを広く市民にPRしたほか、フランクフルトやジュースの販売、例年好評の不動産に関する無料相談コーナーなども開設され多くの親子連れなどが訪れた。
会員らも、この日は法被姿でPR用のポケットティッシュを無料配布するなど、津まつりを大いに盛り上げていた。

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