丁寧に接客し、十二単巻きを販売する学生(右)

丁寧に接客し、十二単巻きを販売する学生(右)

津市大谷町にある学校法人大川学園・三重調理専門学校1階の実習店舗『Piccolo(ピッコロ)』で10日昼、開店11周年祭が行われ、巻き寿司「うなぎの十二単巻き」が400本販売され約40分で完売した。
同店は、同校2年生が大量調理・食品衛生・サービスを学ぶ場としてオープン。営業は毎週水曜日の正午~(※不定休)で、学生が、自ら作った弁当やデザートを持ち帰り専門で販売している。
また、この巻き寿司は、津の名物である鰻や卵をはじめ12種類の食材が使われ、山椒塩をつけて食べるもので、毎年周年祭に登場する。今年は、2年生22名が当日早朝から作業を分担し巻き寿司を調理。
例年と同様、販売開始前から店の前に行列ができ、学生達が緊張しながらも笑顔で丁寧に対応した。
河北芽唯さん(19)は「巻き寿司の調理は自分の担当の作業をいかに早く終わらせるかと、終わったらほかの人の作業を手伝うことを意識しました。衛生面はすごく気をつけています」と話した。