丁寧に接客し、十二単巻きを販売する学生(右)

丁寧に接客し、十二単巻きを販売する学生(右)

津市大谷町にある学校法人大川学園・三重調理専門学校1階の実習店舗『Piccolo(ピッコロ)』で10日昼、開店11周年祭が行われ、巻き寿司「うなぎの十二単巻き」が400本販売され約40分で完売した。
同店は、同校2年生が大量調理・食品衛生・サービスを学ぶ場としてオープン。営業は毎週水曜日の正午~(※不定休)で、学生が、自ら作った弁当やデザートを持ち帰り専門で販売している。
また、この巻き寿司は、津の名物である鰻や卵をはじめ12種類の食材が使われ、山椒塩をつけて食べるもので、毎年周年祭に登場する。今年は、2年生22名が当日早朝から作業を分担し巻き寿司を調理。
例年と同様、販売開始前から店の前に行列ができ、学生達が緊張しながらも笑顔で丁寧に対応した。
河北芽唯さん(19)は「巻き寿司の調理は自分の担当の作業をいかに早く終わらせるかと、終わったらほかの人の作業を手伝うことを意識しました。衛生面はすごく気をつけています」と話した。

美里在来大豆をPRする「まめカフェ」の女性スタッフら

美里在来大豆をPRする「まめカフェ」の女性スタッフら

津市美杉町足坂で、足坂地区の60代以上の女性11人が、幅広い年代の人が憩う場や、同町で江戸時代から栽培されている「美里在来大豆」の普及を目指し「まめカフェ」をボランティアで運営。営業は毎月第1・第3土曜の10時~15時で、同地区や、松阪市など他地域から一日約30人が訪れている。
同地区は人口約215人。小さな集落だが、時代の変化で、気軽に家を訪ね縁側で世間話をするような住民同士の交流がなくなった。また獣害が深刻で、地元農家でつくる足坂農家組合=統括責任者・川口幸治さん(71)=が美里在来の栽培を約7年前に復活させたが、鹿の食害に悩まされている。
そんな中、3年前の6月に所有者の協力で地区の空き家に同カフェがオープン。美里在来の豆茶の提供と、美里在来の加工品や、地元の事業者が作ったかしわ飯、シフォンケーキなどの販売も行われている。
今年春には地区の住民が、島根県の獣害対策を地域振興に繋げた先進地を視察。現地では女性が活躍していて、まめカフェにも期待が寄せられている。
スタッフの川口裕子さん(71)らは「家が隣でも普段は会わない人が、ここで交流している。皆さんの笑顔がやりがいです」と話した。

久居病院(棚橋裕院長)は27日㈯9時半~15時、同病院グリーンハウス前駐車場で、久居病院文化祭「ええやんか祭」を開く。
地域との交流と連携を目的に毎年行われているイベント。
内容は─
▼多くの来場者で賑わうバザー(焼きそば・ぜんざい・フランクフルト・伊勢うどん・ジュースなど。当日受付でバザー券を全員に2枚無料配布。食数には限りがあるため品切れの場合あり)。
▼作業療法体験(プラ板、ビーズ、バルーンアート)。
▼ステージイベント(バンド演奏、よさこい、マジックショー)
▼ふれあいコーナー(コラージュ、作品展示、血圧測定、ゲーム)
雨天の場合はステージイベントは中止、バザーは実施。駐車場あり。
同病院では「気軽にお越し頂き、楽しんで下さい」と話している。

[ 5 / 7 ページ ]« First...34567