萩原宿の旧旅籠「あぶらや」主屋を見学

萩原宿の旧旅籠「あぶらや」主屋を見学

榛原宿の旧旅籠「あぶらや」主屋を見学

榛原宿の旧旅籠「あぶらや」主屋を見学

津観光ガイドネット=西田久光会長=が主催し、昨年から2年計画で松阪市の六軒と奈良県の初瀬を結ぶ「初瀬街道」を踏破する企画「あなたの知らない街道めぐり わきみちよりみち初瀬街道」が10月31日、最終回である第14回を迎えた。
初瀬街道は松阪市六軒から津市・伊賀市・名張市・奈良県宇陀市を通り桜井市初瀬に至る。現在の国道165号や、近鉄大阪線に近いルート。
最終回には88人が参加し朝、宇陀市の近鉄榛原駅前に集合。西田会長が挨拶し同企画に協力した津市一志町・白山町、名張市、宇陀市のボランティアガイドに感謝を述べた。続いて、全14回に参加した12人が完歩賞として表彰され、西田会長から賞状、缶バッチ、津名物のおぼろタオルのタオルハンカチが贈られた。
受賞した津市の西條武さん(79)は、数十年前に8年間運送業に携わっていたとき、毎日車で同街道を通っていたため懐かしさを感じ同企画に参加。「当時、脇道は通っていなかったので歩けて良かった」と話した。
参加者は5班に分かれ約8㎞のコースをガイドとともに歩き、古くから交通の要衝として栄えた「萩」にある宇陀市指定文化財、旧旅籠「あぶらや」主屋などを訪ねた。昼に全員がゴールの長谷寺に到着し、解散。同企画が無事終了した。
なお津観光ガイドネットは来年、伊勢別街道と榊原道で「わきみちよりみち」を実施する。詳細は後日HPで発表予定。