松阪市では毎年11月3日の文化の日に、キリシタン大名の蒲生大名(1556─1595)の顕彰事業『氏郷まつり』を開催している。今年は文化の日が土曜とあって、15万5000人(公称)もの人出があった。
おかげさんで、大宇陀商工会や八千代さんが『地域交流ブース』で扱った、大宇陀特産品やインドのカレー、ワインも売れた。氏郷公にその妻冬姫と、全国13団体からなる手作り甲冑隊がブースの前を往来したのも、昨年は来なかっただけに、幸いだった。
このパレードは、殿町の松坂城跡を午前11時に出発し、御城番屋敷や中心商店街など4㎞の行程を巡るものである。面白いことに、この総勢約240名のパレードに於いては信長公さえ氏郷の従者である。とはいえ、信長公の隊は小粒ながらもパフォーマンスが秀でており、覇気のない地元勢とは対称を成していた。学ぶ所は多いようだ。
今回は、松阪氏商工会議所の局長や県の産業文化部長、松阪市観光協会専務理事のみならず、県職員や歴代の産業経済部長に、大宇陀観光協会の前会長にもお立ち寄りいただいた。
私は商工会議所の局長と人数計測について話した。会議所もDMOを目指しているからだ。DMOには持続可能なPDCAサイクルが必要だが、この達成には正確な数値が必要である。そのためには、モバイルのGPSデータが最適とされる。 だが、それも100%という訳ではない。私はブースの前を駆けていった子どもたちを指摘した。あの子たちはモバイルを持っていないが、このファミリーイベントでは必須のデータである。つまり、イベントの性格毎に違う校正係数が必要なのだ。
帰路についた大宇陀商工会には、松阪のパンフレットを託した。願うは国史跡宇陀松山城との交流である。皆様お疲れ様でした。
ちなみに、来年の文化の日も日曜で、翌日は振替休日となる。好条件は続くのだ。また、武将に扮した市長は私のスナップショットに快く応じてくれた。有りがたき幸せである。
(O・H・M・S・S「大宇陀・東紀州・松阪圏サイトシーイング・サポート」代表)

※DMO=官民などの幅広い連携によって地域観光を積極的に推進する法人組織(Destination Marketing/Management Organization)の略。地域が一体となって市場調査や情報発信、収益事業などを展開する。
※PDCAサイクル=事業活動における生産管理や品質管理などの管理業務を円滑に進める手法の一つ。(計画)→(実行)→ (評価)→(改善)の 4段階を繰り返すことによって、業務を継続的に改善すること。