ガガイモの写真(右)をはじめ散歩中に撮影した作品と、谷田貝さん

ガガイモの写真(右)をはじめ散歩中に撮影した作品と、谷田貝さん

津市豊が丘の津豊が丘郵便局の窓口ロビーで、30日㈮まで、地元在住の谷田貝詔一さん(75)が最近、日課の散歩中に撮影した路傍の花の写真11枚を展示している。
谷田貝さんは東京出身で十数年前、発電所を建設する仕事に就き単身赴任で全国各地を転々としていた頃、友人のすすめで趣味として写真撮影をスタート。その友人に撮影技術をカメラの持ち方から教わり、これまでにカワセミや、月と飛行機など様々なテーマで撮ってきた。
そして今展は花の繊細さを表現したいと実施。谷田貝さんは毎日近所を散歩し、道端の花を見て素敵だと思うと撮影しているそう。
出品作品はその中から選んだ写真で、渡り蝶アサギマダラが好むフジバカマや、午後3時から花を咲かせるため三時草とも呼ばれるハゼラン、ススキの黄色くて小さい雄花、2年間探してやっと見つけたというツル性植物ガガイモのヒトデのような形の花などが、美しく写されている。
谷田貝さんは「花を引き立たせるため、いかに背景をぼかすかを考えました」と話している。

挨拶する実行委員長の原田さん

挨拶する実行委員長の原田さん

7日、津市一志町井生の伊勢中川カントリークラブで、津城復元の会=西田久光会長=による「チャリティゴルフコンペ」が催された。
同会は、津城の復元を目的に、津市のふるさと納税「ふるさと津かがやき寄附」の利用の呼び掛けや募金活動、復元資金造成ライブなどを行っている。10月末現在で延べ1万600人以上、2509万円余の寄附金が寄せられている。
コンペは同会顧問で実行委員長を務める原田日出夫さんの発案で今回が3回目。参加者111名は秋晴れの中、ホールインワンも出るなどプレーを楽しんだ。
表彰式で西田会長は「まずは1億円。そこまでくれば市も決断せざるを得ない。一日も早く達成したい」と挨拶。原田さんも「津城復元の火を絶やしてはいけない」と呼び掛けた。
今回は参加費の一部と会場募金などで24万3388円が集まった。この浄財は9日、西田会長の手で津市財政課へ届けられた。ふるさと納税の津城跡の整備宛には10月だけで18件50万円の寄付があり、合計500件を突破している。

「雨乞い伝説序章~龍んじょ鱗」の一幕

「雨乞い伝説序章~龍んじょ鱗」の一幕

3日、津市芸濃総合文化センターで芸能文化による地域おこしを目的とした地域劇団「芸濃い劇団 燦」が来年に上演をめざす「雨乞い伝説序章~龍の鱗」の試演を行った。
劇団の母体は「芸濃町を芸濃い町にする会」。同町椋本出身で東京で活躍してきた文筆家で現会長の伊藤裕作さん(68)が、地元の仲間たちと共に設立。日本で唯一の「げいのう」の名前を生かした地域づくりをめざし、東京の様々な劇団の公演を誘致し、質の高い実演芸術を鑑賞する機会を創出。その次の段階として設立されたのが同劇団。小学生から60代まで30名ほどが参加。
今回試演を行った劇には、芸濃町の長徳寺に伝わる雨乞い伝説や横山池の完成にまつわる話などが盛り込まれており、団員たちはユーモアたっぷりの演出でのびのびと演技した。来年の本公演で改めて披露されるこことなるが、伊藤会長は「芸濃町に伝わる伝説や史実を話題に芝居をしていく。まだ未熟だが一生懸命練習を重ねる」と意気込みを語った。

[ 2 / 8 ページ ]12345...Last »